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Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 事前準備

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みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能からフィールド サービスについて紹介します。
現時点で設置型では利用できません。

シナリオ

フィールド サービスの基本的な機能、操作を理解いただくため、今回は、弊社マイクロソフトが提供しているプレミア サービスにおいて、
お客様から問い合わせをいただき、社内のエンジニアへ作業指示書のアサインするというシナリオを基に紹介します。
今回記事で紹介できない機能については、公開情報をご参照ください。

 

事前準備

前回の記事にて、Dynamics CRM Online にフィールド サービスをセットアップする手順を紹介しました。
セットアップしたのち、フィールド サービスを利用するために必要ないくつかの事前準備があります。

– 予約可能なリソースの作成

– 価格表の作成

– 作業指示書の種類の作成

– インシデントの種類の作成

– 売上税コードの作成

 

予約可能なリソースの作成

顧客の対応を実施する作業担当者をフィールド サービスに作成します。

1. Dynamics CRM Online にログインします。

2. [フィールド サービス] > [管理] をクリックします。

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2. [予約可能リソース]をクリックします。

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3. 新規ボタンをクリックします。

4. リソースの種類、ユーザー、タイム ゾーンを選択し保存します。
リソースの種類は、取引先企業や備品などいくつかの選択肢がありますが、
今回は、作業担当者を表すユーザーを選択します。

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5. 新しい作業担当者が登録されました。

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価格表の作成

5. [フィールド サービス] > [管理] > [価格表]をクリックします。

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6. 新規ボタンをクリックします。

7. 名前、価格表品目を入力し保存します。

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作業指示書の種類の作成

8. [フィールド サービス] > [管理] > [作業指示書の種類]をクリックします。

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9. 新規ボタンをクリックします。

10. 名前、価格表を選択します。

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インシデントの種類の作成

11. [フィールドサービス] > [管理] > [インシデントの種類]をクリックします。

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12. 新規ボタンをクリックします。

13. 名前、既定の作業指示書の種類を選択します。

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売上税コードの作成

14. [フィールドサービス] > [管理] > [税コード]をクリックします。

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15. 新規ボタンをクリックします。

16. 名前、必須項目を入力し保存します。

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まとめ

次回は、シナリオに基づき、顧客よりいただいた問い合わせを作業指示書を作成し、
作業担当者へアサインする操作を紹介します。

 

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります


Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 作業指示書の作成、割り当て

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みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能からフィールド サービスについて紹介します。
本記事はシリーズもののため、前回の記事をご覧になっていない方は合わせてご参照ください。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 概要
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 事前準備

 

作業指示書の作成、割り当て

お客様から電話で問い合わせいただいた件について、現地へ作業担当者を派遣するシナリオを紹介します。
作業担当者をアサインするには、作業指示書というものを作成する必要があります。
作業指示書は、誰がいつどこに、どの問い合わせの件のものかを示したものです。

– 取引先企業の作成
– サポート案件の作成
– サポート案件を作業指示書に変換
– 作業指示書の割り当て

取引先企業の作成

1. Dynamics CRM にログインします。

2. [フィールド サービス] > [取引先企業] をクリックします。

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3. 新規フォームを開き、取引先企業名、住所を入力します。

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4. フィールド サービスセクションの項目を指定します。売上税コードは事前準備で作成したものを指定します。

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サポート案件の作成

1. [サービス] > [サポート案件] をクリックします。

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2. 新規フォームを開き、タイトル、顧客を指定します。顧客には作成した取引先企業を指定します。

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3. フィールド サービスセクションのインシデントの種類を指定します。

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サポート案件を作業指示書に変換

1. 作成したサポート案件を開き、[作業指示書に変換] を実行します。

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2. OK ボタンをクリックし、作業指示書を開きます。

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なお、1 つのサポート案件に対して作業指示書は複数作成することができます。
その場合、以下のメッセージが表示されます。

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3. 作成された作業指示書が開きます。

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4. 作業指示書に、元のサポート案件の情報に設定した情報が引きづがれます。

特に取引先企業の住所は、地図で場所が表示されていることが分かります。

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作業指示書の割り当て

作業指示書の割り当てる方法は、スケジュール アシスタンス、スケジュール ボードの 2 種類あります。
今回は、スケジュール ボードで割り当てる方法を紹介します。

1. [フィールド サービス] > [スケジュール ボード] を選択します。

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2. スケジュール ボードが表示されます。

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3. 下部の [スケジュールなしの指示書] から中央部エリアのリソースに作業指示書をドラッグ アンド ドロップすることで
リソースに作業指示書を割り当てることができます。
割り当てると、[予約可能なリソースの予約] エンティティのレコードが自動で作成されカレンダー上に配置されます。

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4. カレンダー上で割り当てた予約を選択すると、右部の [詳細] にて予約情報を確認することができます。

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5. 予約をダブルクリックすると、別ウィンドにて予約フォームが表示されます。

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まとめ

次回は、作業担当者がモバイル アプリケーションを利用して作業指示書確認する手順を紹介します。
また、スケジュール ボードの機能の詳細も合わせて紹介していきます。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 予約の確認、作業完了報告

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みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能からフィールド サービスについて紹介します。
本記事はシリーズもののため、前回の記事をご覧になっていない方は合わせてご参照ください。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 概要
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 事前準備
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 作業指示書の作成、割り当て

 

予約の確認、作業完了報告

前回まではサポート案件から作業指示書を作成し、作業担当者に割り当て手順を紹介しました。
今回は、作業担当者が割り当てられた予約を確認し、作業完了を行う手順を紹介します。
通常作業担当者は、お客様先へオンサイトするため、モバイルアプリケーションを利用して一連の手順を行うことができます。

– モバイルアプリケーションのインストール

– モバイルアプリケーションのセットアップ

– 予約の確認

– 作業完了報告

 

モバイルアプリケーションのインストール

モバイル アプリケーションは、Windows, Android, iOS で利用することが可能です。
今回は iPhone による操作を紹介します。

1. Apple Store をタップします。

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2. “Field Service Mobile” を検索し、インストールします。

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3. 起動します。

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モバイルアプリケーションのセットアップ

1. アプリケーションを起動します。

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2. 通知を許可するため、OK をタップします。

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3. 最初のメニューが表示されます。

IMG_3725

メニューから [セットアップ] をタップします。

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3. CRM のリンクをクリックします。

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4. URL, ユーザー名, パスワードを入力します。

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5. 右上のアイコンをクリックします。

IMG_3730

6. データの削除を選択します。

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7. データが同期されます。

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8. 完了したことを確認します。

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予約の確認

1. [予約可能リソースの予約] をタップします。

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2. 自分に設定されている予約が表示されます。

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3. 表示は、日、週、月 ごとに表示形式を切り替えることができます。

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4. 予約をタップすると場所の情報にアクセスすることを許可します。

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5. 予約の詳細が表示されます。

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作業完了報告

1. 完了する予約をタップします。

2. [予約状態] を完了にします。

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4. 右上の保存ボタンをタップします。

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5. 予約が完了したため、画面に表示されなくなったことわかります。

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5. 自動同期のタイミングを待ちます。手動で同期する場合は、右上のアイコンをタップします。

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6. アップロードが実行されます。

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6. 完了したら、Dynamics CRM にログインします。

7. [フィールド サービス] > [リソースの予約] をクリックします。

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8. 作業指示書の状態が [完了済み]になっていることが分かります。

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9. スケジュール ボードにおいても、予約が緑色になっており、完了されていることが分かります。

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まとめ

いかがだったでしょうか。複数回にわたりフィールド サービスを紹介していきました。
次回は、スケジュール ボードとモバイル アプリケーションの機能をより詳細に紹介していきます。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: オンラインバックアップと復元機能

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みなさん、こんにちは。2016 年 8 月より Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 (Dynamics CRM Spring 2016 Wave) からの新機能として、オンデマンドで Dynamics CRM Online 組織のバックアップ・復元を管理者にて実行することが可能になりました。

 

機能実装前は、データーセンター側で日次バックアップされている組織 (システムバックアップ) を復元するには、技術サポートに問い合わせをし、データーセンターにて復元作業を行う必要がありました。

この機能が実装されたことで、管理者は任意のタイミングで Dynamics CRM Online 組織をオンデマンドでバックアップや復元を行うことができるようになります。

ただし、復元先はサンドボックスインスタンスが対象となるので、サンドボックスインスタンスが必要です。

 

オンラインバックアップと復元機能概要

機能実装前

– データーセンターにおいて、Dynamics CRM Online 組織のシステムバックアップを日次で行われている

– 日次のシステムバックアップを復元させるには、技術サポートに問い合わせをし、データーセンターにて復元作業を行う

– システムバックアップは、記憶容量を消費しない

 

機能実装後

– 引き続き、データーセンターにて組織のシステムバックアップが日次で行われる

– Dynamics CRM Online 管理者は、任意のタイミングで組織のオンデマンドバックアップや復元を行うことができる

– Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 以降がこの機能の対象バージョンであり、以前のバージョンの組織に対しては使用できない

– システムバックアップとオンデマンドバックアップは記憶容量を消費しない

– システムバックアップとオンデマンドバックアップには期限が設けられている

– 期限切れの日次システムバックアップでもあっても、技術サポートに問い合わせをすることで復元作業を行うことができる (バックアップ時期によっては復元対象とならない場合もあります)

– 復元先として、既存のサンドボックスインスタンスを選択して復元します。実稼働インスタンスに直接復元することはできません

 

 

バックアップ手順

1. 管理者IDでDynamics CRM Online 管理センターを開きます

2. [バックアップと復元] タブをクリックします

 

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3. [バックアップの対象] を選択して、[新しいバックアップ] ボタンを押下します

4. バックアップのタイトル (ラベル) と注意事項を入手して、[作成] ボタンを押下します

 

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5. バックアップが開始されます。使用されている記憶領域によってバックアップ時間は比例します

 

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復元手順

1. CRM Online 管理画面 > [バックアップと復元] タブに遷移します

 

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2. 復元したいバックアップファイルを選択します

3. [復元] ボタンを押下します

4. [復元先の選択] で既存のサンドボックスインスタンスを選択します

 

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4. 次へ > 復元 ボタンにて、復元を実行します

 

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5. 復元が完了のメッセージが表示され、復元が完了します

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まとめ

オンデマンドのバックアップ・復元は、多数のユーザーよりご要望があった機能です。

オンデマンドバックアップは管理者の任意のタイミングでバックアップや復元をすることができます。

また、記憶領域を使用してないので、使用している記憶領域や既存インスタンスが多いユーザーにはかなりメリットがある機能ではないでしょうか。

 

– Dynamics CRM サポート 野田 良二

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: スケジュール ボード

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みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能からフィールド サービスについて紹介します。
本記事はシリーズもののため、前回の記事をご覧になっていない方は合わせてご参照ください。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 概要
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 事前準備
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 作業指示書の作成、割り当て
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 予約の確認、作業完了報告

今回は、スケジュール ボード機能についてより詳細に紹介していきます。

 

スケジュール ボード

スケジュール ボードを構成する要素はいくつかあります。

– フィルターおよびマップ ビュー
– 構成タブ
– 詳細ビュー
– スケジュールなしの作業指示書
– タブ

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フィルターおよびマップ ビュー

フィルターおよびマップ ビューは、中央のビューに表示する情報をフィルターするための機能です。
フィルターは、リソースの種類、サービスの地域、リソースの 3 つに対してフィルターすることができます。

1. すべてのリソースが表示されていることを確認します。

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2. 表示したいリソースのみに変更します。

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3. [フィルターの適用] ボタンをクリックします。

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4. 中央のビューに選択したリソースのみが表示されていることが分かります。

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構成タブ

中央部のカレンダーが表示されている構成タブは、作業指示書をリソースに割り当てたり、
割り当たっている予約を確認することができます。

予約状況の確認

表示されているリソースに割り当たっている予約を確認することができます。
またその予約の状態(スケジュール済み、完了など)が色で視覚的にわかります。

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予約にカーソルを当てると、予約の概要がポップアップされます。

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時間の切り替え

左上のメニューにて、表示形式を変更することができます。

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ビューの表示形式の切り替え

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[水平ビュー]

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[垂直ビュー]

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[マップ ビュー]

Bing Map 上に予約とリソースの設定されている住所が表示されます。
地図は、マウス操作で動かしたり拡大、縮小したりすることができます。

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ピンをマウスオーバーすると予約の概要が見れます。

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マップ ビューの左上のツールメニューによって地図の操作や説明を見ることができます。

[道路]

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[凡例]

ピンの色の意味が表示されます。

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構成タブの設定変更

右上のアイコンをクリックすると設定を変更することができます。

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タブ

利用者ごとに独自のタブを追加することができます。既定で「最初の共有ビュー」タブが作成されています。

タブの追加

1. Dynamics CRM にログインします。

2. [フィールド サービス] > [スケジュール ボード] をクリックします。

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3. 上部にある「+」アイコンをクリックします。

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4. タブの各種設定を選択し、追加をクリックします。

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5. 表示されます。

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タブの削除

1. 削除するタブの [×] アイコンをクリックします。

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2. [はい] をクリックします。

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3. タブが削除されます。

まとめ

スケジュール ボードは、フィールド サービスの強力な機能の一つです。
次回は、モバイル アプリケーションの機能をより詳細に紹介していきます。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

SharePoint Online : リスト コンポーネントの削除

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以下の記事は、弊社 Microsoft Dynamics CRM Team Blog の「Removal of List Component」 の

翻訳です (翻訳 : Akiko Tsukahara)。

 

2015 年 5 月にリスト コンポーネントの廃止についてお知らせしました。
これは SharePoint においてリスト コンポーネントが依存関係にあったサンドボックス ソリューションが
廃止になったためのものです。最近になり、
SharePoint Online でコードベース サンドボックス ソリューションが削除される件についても
発表しました。

SharePoint Online でリスト コンポーネントを使用しているお客様は、サービスの中断を防ぐため
直ちにサーバーベースの SharePoint 統合へ移行するようにしてください。
サンドボックスで実行されるリスト コンポーネントは 2016 年 11 月 30 日に無効になる予定です。

以下に、SharePoint ブログ記事からの抜粋を記載しています [ブログ全文を見る] :

  • 削除処理の一環として、新しいコードベースのサンドボックス ソリューションの有効化も
    既存のソリューションへの更新プログラムも、今後使用できなくなります。
  • 数週間のうちに、マルチテナントの環境にある SharePoint オンライン上でも
    コードベースのサンドボックス
    ソリューションは実行できなくなります。
    これらのソリューションを使用しているお客様は、メッセージ
    センターとサービス正常性ダッシュボード (SHD)
    から詳細やタイムライン、実行プロセスの詳細についてご確認ください。

サーバーベースの SharePoint 統合についての詳細は、
SharePoint と Microsoft Dynamics CRM との統合のセットアップ」を参照してください。

SharePoint オンプレミス環境でリスト コンポーネントを使用しているお客様への影響は、
今のところございません。

 

※Japan Dynamics CRM Team Blog による追記

繰り返しになりますが、リスト コンポーネントを使って SharePoint Online との連携をされている管理者の方は、
2016年11月30日までには対応を完了するようにご計画をお願いします。
バージョンに関係なく、リストコンポーネントによる SharePoint Online との連携をされているすべての組織が
対象です。

リスト コンポーネントの廃止に伴い、サーバー ベース認証によるSharePoint との統合をご検討ください。
サーバー ベース認証では、Dynamics CRM と SharePoint でサーバー間接続を行います。
ユーザーのサインインや、ドキュメントの表示や管理が透過的に行え、ユーザーの操作性が向上します。

Microsoft Dynamics CRM 設置型をお使いの場合、SharePoint Online とのサーバー ベース認証を
構成するには、Dynamics CRM 2016 以降が必要です。
お使いの環境によっては、サーバーのアップグレードも計画に含めていただく必要があります。

 

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

– Dynamics CRM サポート  片岡クローリー 正枝

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: モバイル アプリケーション その 1

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みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能からフィールド サービスについて紹介します。
本記事はシリーズもののため、前回の記事をご覧になっていない方は合わせてご参照ください。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 概要
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 事前準備
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 作業指示書の作成、割り当て
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 予約の確認、作業完了報告
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: スケジュール ボード

モバイル アプリケーション

今回は、モバイル アプリケーションの詳細を紹介していきます。
本記事で今回紹介する操作は、Windows ストアからダウンロードしたアプリケーションの操作です。

– 同期モード (オンライン / オフライン)
– ダッシュボード
– レコードの操作
– 高度な検索
– 予約可能リソースの予約
– マップ
– セットアップ

同期モード (オンライン / オフライン)
モバイル アプリケーションは、2 つの同期モードを指定することができます。

オンライン

Dynamics CRM と常時接続している状態となり、常に最新の Dynamics CRM のレコードが表示されるモードです。
モバイル アプリケーション上でレコードに対して行った変更は、その都度 Dynamics CRM へ反映されます。
このモードを利用する場合、常にインターネットに接続できる環境で利用する必要があります。

オフライン

モバイル アプリケーションは、オフラインモードも利用することができます。
電波がない状態でにおいても、前回同期された時点の情報をモバイル アプリケーションからアクセスすることができます。
モバイル アプリケーション上でレコードに対して行った変更は、オンラインモードに変更するか、
手動同期すると Dynamics CRM へ反映されます。

モードの切りかえ方法

1. モバイル アプリケーションを起動します。

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2. 右上のアイコンを確認します。

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3. アイコンをクリックすることでモードを切りかえます。

[オフライン]

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[オンライン]

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手動同期

1. 右上のアイコンをクリックします。

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2. 同期画面がポップアップされます。右上のアイコンをクリックします。

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3. 同期が実行されます。

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4. 完了すると、画面下に同期のステータスが表示されます。

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ダッシュボード

1. ダッシュボード メニューをクリックします。

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2. 受注、営業案件、サポート案件のダッシュボードが表示されます。

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4. グラフをクリックするとドリルダウンすることができます。(例:サポート案件のグラフを顧客フィールドでドリルダウン)

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5. 再度グラフをクリックすると、グラフをリセットすることができます。

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レコードの操作

レコードの作成

1.取引先企業 をクリックします。

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2. 右上のアイコンをクリックします。

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3. 入力します。

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4. 下部のアイコンをクリックすると、各セクションに入力することができます。

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5. 保存ボタンをクリックします。

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高度な検索

1. エンティティの名前の下矢印をクリックし、高度な検索 をクリックします。

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2. 高度な検索画面が表示されます。

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検索条件の追加

1. 上部水色のエリアをクリックします。

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2. 条件の追加をクリックします。

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3. 条件を入力します。

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4. 左上のアイコンをクリックします。

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5. 条件が追加されます。

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並べ替え

1. 上部水色のエリアをクリックします。

2. 並べ替えをクリックします。

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3. 代表電話をクリックします。

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4. 並び替えが変更されます。

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検索の実行

1. 左上のアイコンをクリックします。

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2. 検索結果が表示されます。

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ビューの保存

1. 高度な検索画面の下部の情報をクリックします。

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2. 右上のアイコンをクリックし、保存します。

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3. 保存したビューは、エンティティの名前の下矢印をクリックして選択することができます。

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なお、このビューは Dynamics CRM には同期されず、モバイル アプリケーションでのみ利用することができます。

マップ

1. 右上のアイコンをクリックします。

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2. マップが表示されます。

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3. 赤いアイコンをクリックすると、取引先企業の概要が表示されます。

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3. 右のアイコンをクリックします。

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4. 画面が切わり詳細画面が表示されます。

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5. 上部の検索バーに文字列を入力すると、該当する取引先企業名の候補のみマップに表示されます。

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6. 右上のアイコンをクリックすると、リスト形式に表示が切り変わります。

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まとめ

次回は、引き続きモバイル アプリケーションの機能を紹介していきます。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: モバイル アプリケーション その 2

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みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能からフィールド サービスについて紹介します。
本記事はシリーズもののため、前回の記事をご覧になっていない方は合わせてご参照ください。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 概要
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 事前準備
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 作業指示書の作成、割り当て
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: 予約の確認、作業完了報告
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: スケジュール ボード
Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 新機能: フィールド サービス: モバイル アプリケーション その 1

モバイル アプリケーション

前回の記事に引き続きモバイル アプリケーションの詳細を紹介していきます。
本記事で今回紹介する操作は、Windows ストアからダウンロードしたアプリケーションの操作です。

– カレンダーの表示
– 新しい予約、作業指示書の作成
– 予約の確認
– 支払いの登録
– 署名
– 顧客の所在地をマップで確認

カレンダーの表示

作業担当者は、割り当たっている予約を確認できます。

カレンダーの表示

1. Field Service アプリケーションを起動します。

2. オンサイトモードに切りかえます。

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3. [予約可能リソースの予約] をクリックします。

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4. 予約がカレンダー形式で表示されます。

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予約の絞り込み

1. 予約の下矢印をクリックします。

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2. 現在設定されている条件が表示されます。

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3. フィルターした条件をクリックします。

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4. 自分の予約だけフィルターすることができます。

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5. 同様にステータスでフィルターすることができます。

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6. 作業担当者の名前を入力し、マッチする予約だけにフィルターできます。

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表示形式の変更

1. テキストカレンダーの表示形式を変更することができます。

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新しい予約、作業指示書の作成

1. カレンダー上の右上のアイコンをクリックすると、新しい予約や作業指示書を作成することができます。

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予約の確認

1. カレンダー上の特定の予約をクリックします。

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2. 予約の詳細が表示されます。

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訪問先の確認

1. 予約の下部にある [マップ] をクリックします。

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2. 訪問先の場所がマップで表示されます。

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3. 右上のアイコンをクリックすると、別のアプリケーションでマップを表示することができます。

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関連情報の確認

1. 予約の下部にあるアイコンをクリックすると、予約の関連情報を確認することができます。

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支払いの登録

訪問後に支払いを受けた場合、支払いを登録することができます。

1. 予約画面の下部にある [支払] をクリックします。

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2. 右上のアイコンをクリックします。

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3. 支払い情報を入力します。

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4. 右上のアイコンをクリックして登録します。登録した情報は、支払エンティティのレコードとして登録されます。

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署名

訪問時に顧客からサインをもらいます。

1. 予約の画面の下部にある [署名] をクリックします。
画面サイズが小さい場合、[その他] と表示されているアイコンをクリックします。

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2. 署名する領域が表示されます。

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3. サインを書き込みます。モバイルの場合、指でサインを書き込みます。
また、パソコンの場合、マウスで入力が可能です。

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4. 右上のアイコンをクリックし登録します。

5. 署名は、作業指示書のメモに、画像ファイルとして登録されます。

[Dynamics CRM の画面]

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[画像をブラウザで開いた画面]

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顧客の所在地をマップ表示

1. [マップ] をクリックします。

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2. 登録されている取引先企業、および取引先担当者の所在地が表示されます。

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エンティティの種類で絞り込み

1. 上部の下矢印をクリックします。

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2. 現在表示されているエンティティの種類が青色で表示されてます。

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3. 除外するエンティティをクリックすると、白色で表示されます。

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4. 特定のエンティティのみ表示されます。

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テキスト検索で絞り込み、ピンの操作については、
前回の記事の [高度な検索] 部分と同じです。

 

まとめ

次回は、モバイル アプリケーションのセットアップについて紹介していきます。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります


Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 および Microsoft Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 新機能: 強化された Power BI 統合: その 1

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みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 および Microsoft Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 新機能から
Power BI 統合強化について紹介します。

概要

Power BI は、蓄積されたデータを分析するのに役立つ BI ツールです。Dynamics CRM に蓄積されたデータを分析することが可能です。
詳細については過去の記事を参照ください。

https://blogs.msdn.microsoft.com/crmjapan/2016/03/30/powerbi-com-dynamics-crm-online-3/

本バージョンから、コンテンツパックを利用して作成された Power BI レポートを
Dynamics CRM 上の個人ダッシュボードに配置できるようになりました。

事前準備

事前準備として、Dynamics CRM Online と同じアカウントにて Power BI にレポートを作成します。
今回は、サービスマネージャー用のコンテンツパックを作成します。詳細は手順は過去の記事を参照ください。
過去の記事では、コンテンツパックを利用する際に、Dynamics CRM の組織サービスを指定していましたが、
現在は新しい Web API の URL が自動的に指定されるようになりました。

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サービスマネージャー用のコンテンツパックで展開されたレポートの以下のグラフを Dynamics CRM ダッシュボード上に配置します。

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個人ダッシュボードに Power BI タイルを追加

1. Dynamics CRM にログインします。

2. [営業] > [ダッシュボード] を表示します。

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3. [新規] をクリックします。

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4. レイアウトを選択し、[作成] します。

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5.タイトルを入力します。

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6. Power BI のアイコンをクリックします。

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7. Power BI ダッシュボードをコンテンツパックを選択します。

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8. タイルには、配置したいタイルを選択します。

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9. [OK] 押します。

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10. [上書き保存] して [閉じる] をクリックします。

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11. ダッシュボードに Power BI タイルの配置が完了しました。

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動作確認

Power BI タイルを操作してみましょう。

スクロールアウト

タイルをスクロールアウトすると、ポップアップされます。

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スクロールアウトすると、タイルの右上にアイコンが表示されます。

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最新の情報に更新

左のアイコンは、表示されているレコード情報を最新にすることができます。

Power BI で開く

中央のアイコンをクリックすると別ウィンドで Power BI の画面が表示されます。

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拡大

右のアイコンをクリックすると、Power BI タイルが拡大されます。

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まとめ

Dynamics CRM ダッシュボードに、Power BI タイルを配置したいという要望は多くありました。
次回は、Power BI タイルを配置したダッシュボードを他のユーザーに共有する方法を紹介します。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 および Microsoft Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 新機能: 強化された Power BI 統合: その 2

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みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 および Microsoft Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 新機能から
Power BI 統合強化について紹介します。前回の記事をご覧になっていない方は、参照ください。

Microsoft Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 および Microsoft Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 新機能: 強化された Power BI 統合: その 1

他のユーザーへダッシュボードの共有

前回の記事では、Dynamics CRM ダッシュボード上に Power BI タイルを配置する方法を紹介しました。
今回は、Power BI タイルを配置したダッシュボードを他のユーザーへ共有する手順について紹介します。

共有する上でのポイントは 2 つです。

1. 事前に共有相手に対して Power BI 側で権限を設定する必要がある

2. 共有した Power BI タイルは共有元と同じ内容が表示される

事前準備

前回の記事を参考に、Dynamics CRM ダッシュボードに Power BI タイルを配置します。

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共有相手に権限を付与

共有相手が配置した Power BI タイルのもととなっている Power BI レポートが見れるように権限を付与します。

1. Power BI にログインします。

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2. Power BI ダッシュボードを選択します。

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3. 右上の共有ボタンをクリックします。

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4. 共有相手をしてして、[共有] ボタンをクリックします。

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5. 正常に共有したことを確認します。

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Dynamics CRM ダッシュボードの共有

1. Dynamics CRM にログインします。

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2. Power BI タイルが配置されているダッシュボードを表示します。

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3. [ダッシュボードを共有] をクリックします。

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4. 共有相手を追加し、[共有] します。

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動作確認

共有相手でDynamics CRM にログインしてみましょう。

1. 共有相手で Dynamics CRM ログインします。

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2. [営業] > [ダッシュボード] をクリックします。

3. 共有されたダッシュボードを選択します。

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4. 正常に Power BI ダッシュボードが表示されます。

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なお、表示されているグラフの情報は、共有相手のセキュリティロールに基づく内容ではなく、共有元と同じ内容が表示されます。

まとめ

いかがだったでしょうか。Dynamics CRM ダッシュボードに、Power BI タイルを配置したいという要望は多くありました。
本バージョンをご利用の方は、是非ご活用ください。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Dynamics 365 Fall Wave がリリースされました !

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みなさん、こんにちは。

2016 年 11 月 1 日に、Dynamics 365 Fall Wave (Centaurus) がリリースされました。

 

Dynamics 365 では、CRM (顧客管理) と ERP (業務基幹システム) クラウドソリューションがひとつのクラウドサービスに統合され、

それに伴い、以前までのネーミングである Dynamics CRM (Online/設置型) から Dynamics 365 (Online/設置型) に変更されました。

 

今回は Dynamics 365 リリースの追加機能である Dynamics 365 ホームページについて簡単に紹介します。

 

Dynamics 365 ホームページ

ユーザーがアプリケーションを簡単に探し出し、アプリケーションを起動することができる Dynamics 365 ホームページ (home.dynamics.com) が新しく加わりました。Dynamics 365 ホームページでは、ユーザーが使用可能な Dynamics 365 アプリケーションがモジュール タイルとして表示され、簡単に起動することができます。また、複数のDynamics 365 (Online) インスタンスがある場合には、このホームページからインスタンスを開くことができます。

 

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このホームページは、既存の Dynamics CRM Online 2016 (8.0) または Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1 (8.1) でも利用できます。

 

  • 頻繁に使用するアプリにはピン付けすることで、ホームページの上位に表示さたり、タスクペインにリストすることが

Pin This App button in Dynamics 365

 

ホームページのトップに表示 タスクペインにリスト
Dynamics 365 app pinned to the home page App pinned in the task pane

 

  • アプリケーションを検索することで、多数のアプリケーションがある場合に便利です

Search for Dynamics 365 apps

 

トライアル版

トライアル版を申し込んでいただくと、既に Dynamics 365 を利用することができます。

バージョンは、8.2.x.x となります。過去の Dynamics 365 (Online) のリリース履歴はこちらを参照してください。

 

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Dynamics 365 リソースとまとめ

今回のリリースは Fall Wave (秋) であり、バージョンが 8.2.x.x となります。ネーミングも Dynamics 365 と変更になり、更にOffice 365 や PowerBI などのクラウドサービスとの連携強化がされてます。

 

タイトル: 次のリリースへの準備

https://www.microsoft.com/ja-jp/dynamics/crm-customer-center/get-ready-for-the-next-release.aspx

 

タイトル: Sign in to Dynamics and Office 365 apps

https://technet.microsoft.com/en-us/library/dn786374.aspx

 

タイトル: Access Dynamics and office 365 apps in Dynamics 365 (Online)

https://technet.microsoft.com/en-us/library/mt712018.aspx

 

– 野田 良二

本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

Dynamics 365 更新プログラム スケジュール

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みなさん、こんにちは。

 

Dynamics 365 (オンライン) 更新プログラム スケジュールについての案内が、2016 年 11 月 5 日に英語の電子メールで管理者宛てに送信されてます。今回は、この Dynamics 365 (オンライン) の電子メール内容の翻訳版を案内します。

 

タイトル:

Awareness: Scheduling your Organization for a Microsoft Dynamics 365 Update

通知: Microsoft Dynamics 365 更新プログラムのスケジュールが開始されます

 

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電子メールの翻訳内容

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通知: Microsoft Dynamics 365 更新プログラムのスケジュールが開始されます

Microsoft Dynamics 365

Dynamics 365 のロールアウトに伴い、組織に適用する更新プログラムについて、お客様が効率よくスケジュールできるよう、以下の情報を共有いたします。


顧客主導更新 (Customer-Driven Update: 以下 CDU) プロセスの最新情報:

  • より柔軟な選択肢: 2016 年 12 月より、Dynamics 365 更新プログラムの適用に関するスケジュール (以下更新スケジュール) が開始されます (更新日を週末に指定することも可能です)。更新スケジュールの日程はスケジュール可能な日付のみに制限されており、先着順での設定となります。
  • 更新スケジュール: 2017 年 1 月から 6 月に適用可能な更新プログラムについて、2016 年 12 月よりスケジュールが開始されます。Microsoft Dynamics 365 へアップデートするまで、最大 6 か月のアップデート猶予期間があります。
  • 必須アップデート: 基本的に、お客様はこの更新プログラムのスケジュールを管理できます。ただし、前回の更新プログラムを適用しておらず、CRM Online 2016 (8.0 またはそれ以前のバージョン) を利用している場合は、Dynamics 365 (8.2) へのアップデートが自動的にスケジュールされます。詳細については、「更新プログラムのポリシー」を参照してください。
  • 更新スケジュールへの承認: 更新プログラムを適用するには、更新日よりも前に管理者による承認が必要です。Dynamics 365 管理センターで [更新] タブをクリックし、組織を選択して [更新の承認] をクリックするか、[今すぐ更新を管理] をクリックして “代替日時” で日付を指定してください。必須アップデートには承認が必要ありません。この場合は自動的に日付が設定されます。
  • より効率的に検証: 管理者は、実稼働インスタンスに更新プログラムを適用する前に、サンドボックス インスタンス (非実稼働インスタンス) をスケジュールできます。Dynamics 365 管理センターで、実稼働インスタンスとサンドボックス インスタンスの両方の更新スケジュールを簡単に確認できます。
  • 組織が常に最新情報を把握している状態に: 管理者は、Dynamics 365 管理センターから、この更新についての通知がより多くのユーザーへ送信されるよう設定できます。Dynamics 365 管理センターの [インスタンス] タブで、右側のペインから [通知] を選択して電子メール アドレスを入力すると、他のユーザーやパートナーに更新スケジュールに関する電子メール通知を送信できます。パートナーにすべての更新プロセスを周知しておくことが、成功の鍵となります。この最善方法として、管理している各組織が通知を受信するよう、組織の電子メール アドレスを追加しておくことが挙げられます。電子メール通知の受信者は、管理者である必要はありません。また、追加ライセンスも必要ありません。

 

この更新プログラムへの 3 つの準備:

  1. 知る: 機能やサービス投資の詳細については、「Microsoft Dynamics 365 ロードマップ」 (英語) で最新情報を確認してください。
  2. 準備する:Microsoft Dynamics CRM Online 更新プログラムの管理」を参照してください。
  3. 協力する: パートナーと Microsoft チームは、お客様の更新の成功に協力いたします。

Dynamics 365 の機能をぜひお試しください。本更新プログラムについて、お客様の成功のために尽力し、サポートいたします。

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Dynamics 365 サポート

野田

Microsoft Dynamics CRM Plugin Registration Tool による Plugin の更新について

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みなさん、こんにちは。

今回は Dynamics CRM において、Plugin Registration Tool を利用し、既存のプラグインを更新する際に、
以下のエラー メッセージが発生し、更新が失敗する場合があります。
本投稿では何故エラーとなってしまうか、またその際の対処策についてご案内いたします。

エラー内容
errormessage

errordetail

– エラー メッセージ抜粋
Plug-in assembly does not contain the required types or assembly content cannot be updated (Error Code -2147204725)

原因と対処策について
本エラー発生には複数の原因がありますが、主に以下 3 点が発生の条件となります。

1. プラグイン アセンブリ メタデータを変更してしまっている場合
プラグイン の Major バージョン、Minor バージョン、Name、PublicKeyToken、Culture 属性が変更された場合、本エラーが発生いたします。

更新後の プラグイン アセンブリのバージョンを更新前のバージョンに合わせるためには、Visual Studio で該当プラグイン プロジェクトを開き、アセンブリ情報ダイアログの 「アセンブリ バージョン」を変更することでアセンブリ バージョンを変更できます。
アセンブリ情報ダイアログの詳細については以下の弊社技術情報を確認ください。

方法 : アセンブリ情報を指定する (Visual Basic、C#)
http://msdn.microsoft.com/library/vstudio/ts8eta17

[アセンブリ情報] ダイアログ ボックス
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/vstudio/1h52t681

また、PublicKeyToken は開発環境の キーファイル が変わった場合に変更される値です。
開発環境で使用しているキーファイル が、既存環境に存在するプラグインをビルドした際と同一であるか、確認することを推奨します。

キーファイルとアセンブリの署名については以下の弊社技術情報を確認ください。
方法 : 厳密な名前でアセンブリに署名する
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/xc31ft41.aspx

2. 既存環境に存在するプラグインに比べ、更新するアセンブリのクラス数が少ない場合やクラス名が変更されていた場合

3. 入力または出力の引数を持つカスタム ワークフロー アクティビティがプラグインに含まれている場合に、その引数が変更されていた場合

尚、上記いずれのケースにおいても、該当アセンブリを Unregister してから、アセンブリを再登録することで対処は可能です。状況に応じお試しください。

– 早坂 圭弘
本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

Dynamics 365 無料試用版のセットアップ手順

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みなさん、こんにちは。

先日、Dynamics 365 が正式にリリースされましたが、みなさんすでに体験いただいていますでしょうか。
すでに Dynamics CRM をご利用の方、これから Dynamics 365 を新たにご検討されている方が、
すぐに Dynamics 365 を検証いただけるよう、今回は Dynamics 365 試用版のセットアップ手順について紹介します。

概要

大きな流れとしては、無料試用版の申し込み、初期セットアップという流れです。
無料試用版は、Dynamics 365 Plan 1 というエディションで申し込むことになります。

無料試用版の申し込み

1. サイトにアクセスします。

https://www.microsoft.com/en-us/dynamics/free-crm-trial.aspx

2. Get started ボタンをクリックします。

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3. 必要事項を入力します。

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4. ボタンをクリックします。

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5. ユーザー情報を入力します。

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6. [アカウントの作成] ボタンをクリックします。

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7. 電話番号を入力し、[メッセージを自分に送信] をクリックします。

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8. 電話番号に届いたコードを入力し、[次へ] をクリックします。

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9. しばらく待ちます。

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以上で、申し込み手順は完了です。

初期セットアップ

続いて、Dynamics 365 の初期セットアップを実施します。

1. [設定] ボタンをクリックします。

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2 Dynamics 365 にアクセスします。言語、シナリオを選択します。

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シナリオの違いについては、過去の記事も合わせて参照ください。

https://blogs.msdn.microsoft.com/crmjapan/2016/06/22/new-trial-dynamics-crm-online/

3 セットアップの完了をクリックします。

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4 セットアップが実行されます。

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5 しばらくすると、Dynamics 365 が起動されます。

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まとめ

これから Dynamics 365 をご利用を検討されている方、Dynamics CRM からアップグレード検討の方、
是非評価版にて Dynamics 365 を体験ください。

また、新機能を紹介していこうと思いますのでお楽しみに。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Dynamics 365 (Online 8.2) への更新スケジュールがオープンしました !

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みなさん、こんにちは。

2016 年 12 月 3 日、Dynamics CRM 2016 (8.0) の管理者宛てに、Dynamics 365 (8.2) の更新についての電子メールと、事前スケジュールの電子メールが送信されてます。

電子メールの内容は、こちらのサポートフォーラムを参照してください。また、Dynamics 365 更新プログラムスケジュールについては、以前のブログを参照してください。

今回は、この更新プログラムスケジュールについてよくお問い合わせがある内容を紹介します。

 

Dynamics 365 (8.2) 更新プログラムスケジュールの注意点と詳細情報

  • スケジュール開始: 2016 年 12 月より、Dynamics 365 更新プログラムの適用に関するスケジュール (以下更新スケジュール) が開始された。更新日を週末に指定することも可能

  • 更新スケジュール期間: 2017 年 1 月から 6 月に更新プログラム適用可能であり、最大約 6 か月のアップデート猶予期間がある
    [希望日時] と [代替日時] は、14日以上の間隔をあける必要がある

  • スケジュールスロット: 一日で更新出来る組織数は決まっており、その日のスケジュール予約が空いている場合にスケジュール設定可能。埋まってしまうと、スケジュールの設定が出来ない。水・木曜日はスケジュール設定は出来ない

  • 更新スケジュール時間: [6PM – 6 AM] のみ選択可能であり、希望日の午後 6 時から翌日の午前 6 時の時間帯に更新が行われる

  • 更新時間: 更新適用時間は、組織の DB サイズに比例するが、一般的な目安として 30 分 から 数時間で完了。その時間帯は組織は無効化されるので、ユーザーはアクセス不可

  • 更新開始時間: 更新プログラム適用は、スケジュールタイムスロット内の時間帯で順次に行われる。どの時間から更新プログラムの適用が開始するかは確認することは出来ない

  • 更新終了時間: 更新プログラム適用は順次行われるので、終了時間を推測することは出来ない

  • 顧客主導更新 (CDU – Customer-Driven Update): 更新プログラムを適用するには、管理者により更新スケジュールを承認する必要がある。未承認の場合、更新プログラム適用は見送られ、次に事前スケジュールが自動で設定される

  • 事前スケジュール: 更新プログラムスケジュール開始時、スケジュール承認しなかった場合、更新スケジュール適用が失敗した場合、適用が見送られた場合には、事前スケジュールの日程が自動で設定される

  • 必須のアップデート: Dyamics CRM Online 2016 更新プログラム (8.0) の組織は、必須のアップデートとなり、更新期間のある時期から適用が必須となり、管理者の承認なく更新プログラムが適用される。その際には電子メールで管理者に通知される

  • 更新失敗: 更新失敗はいろいろな原因が考えられるが、失敗の原因調査と必要に応じてその修正が代替日までにベストエフォートで行われる
    失敗後にすぐにスケジュールを再設定をしても、修正が完了してないので、同じ原因で更新失敗する可能性がある。その理由で更新スケジュールの [希望日] と [代替日] は 14 日間隔を規定でスケジュール設定される
    更新失敗した場合には、更新直前のバックアップを復元が自動で行われ、元の状態 (バージョン) に戻される。この失敗により、ユーザー側の作業は発生せず、ユーザーへのアップデート失敗の影響はない

  • 更新の見送り: 更新スケジュール時間帯に更新が完了しない場合、緊急メンテナンスがあった場合等の理由により、更新そのものが行われない場合には更新が見送られる

  • 通知: 管理者には、更新予定日の 90 日前、30日前、15日前、7日前、当日、更新後に電子メール通知が送信される

参照情報


Microsoft Dynamics 365 (オンライン) 更新の管理

https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn308237.aspx


Dynamics 365 更新プログラム スケジュール

https://blogs.msdn.microsoft.com/crmjapan/2016/11/07/dynamics-365-更新プログラム-スケジュール/

 

– Dynamics 365 サポート 野田

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります


Dynamics CRM Online 2016 Update 1 パフォーマンス ベンチマークに関するホワイトペーパーが公開されました!

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みなさん、こんにちは。

先日、ダウンロードセンターに、Dynamics CRM Online 2016 Update 1 に関する
パフォーマンスベンチマークテストの資料が公開されました。重要な内容のため、文書の内容を紹介していきたいと思います。

Microsoft Dynamics CRM 2015 and Microsoft Dynamics CRM 2016 Performance and Scalability Documentation(英語):
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=45905

上記のリンク内の文書のうち、「Performance Benchmark for Microsoft Dynamics CRM Online 2016 Update 1」(12/05/2016 現在)の
内容を対象にしています。この文書は Dynamics CRM Online 2016 Update 1 を対象とした内容です。(設置型は対象外)

本文書の概要、目的

本文書は、Dynamics CRM Online 2016 Update 1 において、複数のユーザーが同時に利用している状況下で
パフォーマンスを評価し、Dynamics CRM Online 2016 Update 1 の拡張性とパフォーマンスを実証した結果を示します。

テスト結果の概要

本文書のテスト結果の概要は以下の通りです。

656,549,587 レコードが格納されている Dynamics CRM Online インスタンスに対して、
1 時間あたり 594,000 リクエストを実行中に、17,868 ユーザーが同時接続した場合、
平均ページ応答時間は、0.58 秒、平均トランザクション時間は、0.91 秒、合計トランザクション数 676,963。
(トランザクション数には、システムのスループットは含まない)

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注意点

– 標準的な特定の Dynamics CRM Online 2016 Update 1 によるテスト結果です
– クライアント端末は、Azure Virtual Machine(Azure VM)を利用しています。
– テスト結果は、地理、カスタマイズ、インポートしている機能に影響を受けるため実装ごとに異なります。
– 応答時間(Response Time)は、テスト環境である Azure VM 上のクライアント端末の数値です。

テスト環境の構成

Azure にホストされた 4 台のクライアント端末(Azure VM)を利用することで、同時接続負荷テストを実行しました。image

テストシナリオ

今回のテストには、顧客に近い状況で負荷テストを実行するために Performance Tollkit を用いて実施しました。

セットアップ、構成

– 17,868 ユーザーが同時に CRUD 処理を実行するためのバッチを実行した
– 各クライアントがすべてのユーザーをロードするために 30 分かかった
– パフォーマンスデータを 5 秒ごとに集計した
– 各テストケースの間には、10 分の待ち時間を設定した(現実世界に近づけるため)
– すべてのテストは、認証がキャッシュされた状態で実行した
– すべてのテストは、一人のユーザーのテストケースがすべて順番に実行してから次のテスト実行に移るようにした
– ページのレンダリングには Internet Explorer 11 を利用した

チューニング、最適化

推奨するインデックの追加といった標準的な最適化手法は実施済みの Dynamics CRM Online 環境でテストしました。

テスト実行結果の詳細

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データロード

顧客の構成に近しい状況にするため、同時接続 15,040 ユーザーを想定するテストモデルにしました。
その結果、実際には 17,868 ユーザーが負荷をかけました。想定より数値が増えた理由は、いくつかのテストケースを
1 つ以上の VM で同じユーザーで実行したためです。組織データベースのサイズは、1,024TB です。

部署(Bisiness Unit)の構成

47 セクター(4 部署 per セクター)全 188 部署という複雑な部署構成を作成しました。
現実的な方法でパフォーマンスをテストするために、各部署には異なるセキュリティロールのユーザーを割り当てました。

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9 つのセキュリティロールのうち、8 つは既定で用意されているセキュリティロールです。
残りの 1 つは “Sales Associate” という名前のカスタムセキュリティロールです。

– System Administrator
– Sales Manager
– Marketing Manager
– Customer Service Representative Manager
– Scheduler
– Marketing Professional
– Salesperson
– Customer Service Representative
– Sales Associate

カスタマイズ

現実的な企業のモデルにするため、4 つのエンティティに対して、
それぞれにカスタムフィールドを入れ、フィールドレベルセキュリティを有効にしました。

– Account
– Contact
– Lead
– Task

ユーザーデータ量

各ユーザーに現実的なデータセットが割り当てました。 割り当てたデータ量は、ユーザーの役割に基づいています。
テストの前の組織データベースの合計データは 1.024 TB、656,549,587 レコード以上のビジネスレコードが含まれていました。
以下の表は、レコード数の要約を提供します。レコード数別の Top 7 のエンティティを示しています。
(文書の中には、Top 51 が記載されています)

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まとめ

今回は、Dynamics CRM Online におけるベンチマークをご紹介しました。
この検証結果は、さまざまな外的要因で変わるため、あくまで参考値としてご利用いただければと思います。
次回は、Dynamics CRM 設置型を Azure 上で構成した Iaas 型のベンチマークのホワイトペーパーを紹介します。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 on Azure IaaS パフォーマンス ベンチマークに関するホワイトペーパーが公開されました!

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みなさん、こんにちは。

先日、ダウンロードセンターに、Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 (SP1) on Azure Infrastructure as a Service (IaaS) に関する
パフォーマンスベンチマークテストの資料が公開されました。重要な内容のため、文書の内容を紹介していきたいと思います。

Microsoft Dynamics CRM 2015 and Microsoft Dynamics CRM 2016 Performance and Scalability Documentation(英語):
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=45905

上記のリンク内の文書のうち、「Microsoft Dynamics CRM 2016 SP1 Performance Benchmark on Azure IaaS」(12/05/2016 現在)の
内容を対象にしています。この文書は Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 を対象とした内容です。
Dynamics CRM Online に関するベンチマーク結果は、こちらの記事を参照ください。

本文書の概要、目的

本文書の目的は、以下の 2 点です。

– Dynamics CRM 2016 SP1 のパフォーマンス ベンチマークの提供
– 標準的な Azure Virtual Machines (VM) による Dynamics CRM 2016 SP1 の検証

テスト結果の概要

パフォーマンステストは、Microsoft Dynamics CRM 2016 SP1 にて実施しました。
Windows Server 2012 R2 Datacenter および Microsoft SQL Server 2012 Service Pack 2 を使用しています。
標準の Azure 仮想マシン上で実行され、米国西部地域でホストされています。
パフォーマンスをベンチマークテストして、44,670 人の同時ユーザーにサービスを提供し、10 分の思考時間でタスクを実行しました。
この環境では、Dynamics CRM 2016 Server SP1 は次のパフォーマンス結果となりました。

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注意点

– これらの結果は、特定のテスト環境および特定の Dynamics CRM 2016 SP1 で検証された結果です
– この結果は、カスタマイズ、ユーザーの地理などの要因に影響するため、実装ごとに異なります
– サーバー側のパフォーマンスとメトリックに重点を置いた結果です
– Response Time は、ネットワーク(待ち時間、帯域幅)の制約とクライアント側のレンダリング時間のない
テスト環境のクライアントに対するものです。実際にブラウザでレンダリングしたときの応答時間を示すものではありません。

テスト環境の構成

Azure にホストされた 4 台のクライアント端末(Azure VM)を利用することで、同時接続負荷テストを実行しました。

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Microsoft Dynamics CRM Server

Dynamics CRM Server は、16 コアと 112 GBのメモリで構成された Azure DS14 仮想マシンに導入されました。

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Microsoft SQL Server

SQL Server は、32 コアと 448 GBのメモリで構成された Azure GS5 仮想マシンに導入されました。

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テストシナリオ

今回のテストには、顧客に近い状況で負荷テストを実行するために Performance Tollkit を用いて実施しました。

セットアップ

– 44,670 ユーザーが同時に CRUD 処理を実行するためのバッチを実行した
– 各クライアントがすべてのユーザーをロードするために 33 分かかった
– パフォーマンスデータを 5 秒ごとに集計した
– 各テストケースの間には、10 分の待ち時間を設定した(現実世界に近づけるため)
– すべてのテストは、認証がキャッシュされた状態で実行した
– すべてのテストは、一人のユーザーのテストケースがすべて順番に実行してから次のテスト実行に移るようにした
– テストで利用されたネットワークは LAN 接続のみ
– ページのレンダリングには Internet Explorer 11 を利用した
– SQL Server は、ベストプラクティスに従いすべてのデータとログドライブは SSD ドライブで構成した
– Dynamics CRMフロントエンドサーバーには、インターネットインフォメーションサービス (IIS) の最小構成コンポーネント以外のサービスはない

チューニング、最適化

– データベースのインデックが断片化されていないこと、統計情報が最新であることを確認済みの環境でテストを実施した
詳細は Dynamics 365 組織データベース インデックス を参照ください。
– SkipGettingRecordCountForPaging などのパフォーマンスの最適化オプションは有効化した
詳細は OrgDBOrgSettings tool for Microsoft Dynamics CRM を参照ください。
– インデックスは、テストの実行前に作成した
– 16 個の TempDB ファイル構成および、最大並列処理(Max Degree of Parallelism) 1 に設定した
– トランザクション分離レベルは Read committed snapshot isolation を有効にした
– SQL Server の FILL FACTOR は 80 %に設定した
– Dynamics CRMの管理設定で全文検索を無効にした
– Dynamics CRM の SLA テーブルのインデックに修正を適用した
この修正プログラムは、今後リリースされる Microsoft Dynamics CRM 2016 Service Pack 1.1 にて提供されます。

テスト実行結果の詳細

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プロセッサ利用率

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メモリ利用量

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データロード

顧客の構成に近しい状況にするため、同時接続 44,670 ユーザーを想定するテストモデルにしました。
組織データベースのサイズは、4.97 TB です。

部署(Bisiness Unit)の構成

141 セクター( 1セクターごとに 4 部署)全 564 部署という複雑な部署構成を作成しました。
現実的な方法でパフォーマンスをテストするために、各部署には異なるセキュリティロールのユーザーを割り当てました。

9 つのセキュリティロールのうち、8 つは既定で用意されているセキュリティロールです。
残りの 1 つは “Sales Associate” という名前のカスタムセキュリティロールです。

– System Administrator
– Sales Manager
– Marketing Manager
– Customer Service Representative Manager
– Scheduler
– Marketing Professional
– Salesperson
– Customer Service Representative
– Sales Associate

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カスタマイズ

現実的な企業のモデルにするため、4 つのエンティティに対して、
それぞれにカスタムフィールドを入れ、フィールドレベルセキュリティを有効にしました。

– Account
– Contact
– Lead
– Task

ユーザーデータ量

各ユーザーに現実的なデータセットが割り当てました。 割り当てたデータ量は、ユーザーの役割に基づいています。
テストの前の組織データベースの合計データは 4.9 TB、31 億件以上のビジネスレコードが含まれていました。
以下は、10 万レコードを超えるエンティティの一覧です。Top 7 のエンティティを示しています。
(文書の中には、10 万レコードを超えるエンティティの一覧がすべて記載されています)

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まとめ

このベンチマーク結果は、あくまで特定の条件のものに実行された結果のため、
参考情報としてご活用頂ければと思います。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

Dynamics 365 (設置型) 用 2016 年 12 月 更新プログラムがダウンロード可能になりました

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みなさん、こんにちは。

2016 年 11 月に Dynamics の CRM や ERP クラウドソリューションが統合した Dynamics 365 プラットフォームのリリースされ、既にオンライントライアル版も最新バージョンの Dynamics 365 を利用することができます。

このトライアル版を使用して、機能の検証や検討をされているかと思います。

 

先日に、この Dynamics 365 設置型用の更新プログラム Dynamcs 365 (設置型) 用 2016 年 12 月 更新プログラム (December 2016 update for Dynamics 365) がダウンロード可能になりました。Dynamics CRM 2016 (8.0) または Dynamics 2016 SP1 (8.1) にこの更新プログラムを適用することで、最新の Dynamics 365 プラットフォーム製品を利用することができます。

Dynamics 365 (設置型) 用 2016 年 12 月 更新プログラムの概要

  • 2016 年 12 月よりダウンロード可能です
    Dynamics 365 用 2016 年 12 月 更新プログラム
  • Windows Update でのこの自動適用は、2017 年 第一四半期より適用が有効になる予定です
  • この更新プログラムは、Dynamics CRM 2016 または Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 に適用します
  • Dynamics 365 単体でのインストールモジュールは現時点ではありません
  • Dynamics 365 サーバーの更新については、こちらを参照してください。


 

オンラインの場合には、2017 年 1 月より顧客主導更新 (CDU – Customer Driven Update) で Dynamics 365 (Online) にアップデート可能です。

Dynaics 365 (Online 8.2) への更新スケジュールがオープンしました!

 

今回ダウンロード可能になった 「Dynamics 365 (設置型) 用 2016 年 12 月更新プログラム」 のビルド番号を確認すると 8.2.0000.0749 であり、この更新プログラムは、Dynamics CRM 2016 (8.0) と Dynamics CRM 2016 Update 1 (8.1) からのアップデートになります。

 

更新プログラムの位置付け

Dynamics 365 と製品名が変更されたことにより、製品名とバージョン、ビルド番号について整理してみます。

製品名 ビルド 詳細情報
設置型・オンライン
Dynamics 365 用 2016 年 12 月 更新プログラム
(December 2016 Update for Dynamics 365)
8.2.x https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3205084
設置型
Dynamics CRM 2016 Sevice Pack 1
オンライン
Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム 1
8.1.x https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3154952
設置型
Dynamics CRM 2016
オンライン
Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム
8.0.x https://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=50372

 

– Dynamics 365 サポート 野田

 

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Microsoft Dynamics 365 新機能: 概要

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みなさん、こんにちは。

Microsoft Dynamics 365 がリリースされてから 2 か月が経ちましたが、
お試しいただいていますでしょうか。Dynamics 365 の 30 日間トライアルを申し込むと
新機能を検証いただくことが可能です、是非お試しください。

新機能を紹介する前に、Dynamics 365 とはそもそも何か、どのような点が大きな変更点なのかといった
利用する前の概要をお伝えします。

概要

Microsoft Dynamics 365 (旧 Dynamics CRM)は、強力なビジネス アプリケーション プラットフォームを提供します。
このプラットフォームは、顧客、Microsoft パートナー、独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) に対し、
付加価値のあるソリューションを拡張して提供する機会をもたらします。
これらのソリューションは、Dynamics 365 に含まれている堅牢なコア プラットフォーム機能を基に作成されます。
これらの機能を使用することで、基盤をカスタム ビルドする必要なく、カスタマイズしたソリューションを作成できます。
Dynamics 365 には、Operations(旧Dynamics AX) および Financials 用の追加機能が含まれています。

引用元:https://msdn.microsoft.com/ja-jp/dynamics365/

Dynamics CRM からの大きな変更点

Dynamics CRM からの大きな変更点を 4 つ紹介します。

– 新しいホームページ
– ナビゲーション
– ビジネスアプリケーション
– App Source

新しいホームページ

Dynamics 365 では管理者および利用者がアクセスしやすいよう新たにホームページが用意されました。
これは、複数のインスタンスのアプリケーションを管理しやすいようにするためです。

ホームページへのアクセス方法は通りです。

1. ホームページへアクセスします。

https://home.dynamics.com

2. ログインします。

3. ホームページが表示されます。

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マイアプリ

マイアプリには、現在ユーザーが利用できるアプリケーションが表示されています。
以下の例だと、4つのアプリケーションと 1 つの既定のアプリケーションが表示されています。
アプリケーションの詳細な説明は別途記事にします。

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アプリのピン留め

アプリケーションにアクセスしやすいようにピン留めすることができます。

1. 特定のアプリケーションの「・・・」をクリックします。

2. ピン留めします。

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3. 上部にピン留めしたアプリケーションが表示されます。

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アプリケーションの表示

アプリケーションのタイルをクリックするとアプリケーションが表示されます。

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ナビゲーション

Dynamics 365 のナビゲーションで大きく変わった点を紹介します。
アプリケーションにアクセスするメニューが追加されました。

1. Dynamics 365 にログインします。これまで同様、直接 Dynamics にログインする URL にアクセスします。

https://<インスタンス名>.crm7.dynamics.com

2. 左上にある [Dynamics 365] メニューの下矢印をクリックします。

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3. アプリケーションの一覧が表示されます。

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マイアプリ

マイアプリをクリックするとユーザーがアクセスできるアプリケーションが表示されます。
ホームページと同じ内容が表示されます。

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ピン止め

アプリケーションをピン止めすることができます。

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アプリケーションの表示

アプリケーションをクリックすると表示されます。

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別アプリの取得

別アプリを取得するをクリックすると App Souuce からアプリケーションを追加することができます。

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App Source

App Source は、Dynamics 365 に追加できるアプリケーションを取得する場所です。
フィールドサービス、プロジェクトサービスといった、Microsoft が提供するアプリケーションだけでなく、
公開されているパートナーや顧客が開発したアプリケーションを入手することができます。

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アプリケーションの入手

試しにフィールドサービスのアプリケーションを入手してみましょう。

1. 検索テキストフィールドにキーワードを入力します。

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2. キーワードにマッチするアプリケーションが表示されます。

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3. 特定のアプリケーションをクリックします。

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4. 同意したのち、続行するとアプリケーションがインスタンスに追加されます。

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まとめ

次回は、アプリケーションについて紹介していきます。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Microsoft Dynamics 365 新機能: 新しいアプリケーション: カスタムアプリの作成

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みなさん、こんにちは。

前回の記事では、Dynamics 365 新しいアプリケーションの概要から各デザイナーについて紹介してきました。
ご覧になっていない方は是非一読ください。

Microsoft Dynamics 365 新機能: 概要
Microsoft Dynamics 365 新機能: 新しいアプリケーション: 概要
Microsoft Dynamics 365 新機能: 新しいアプリケーション: アプリケーションデザイナー
Microsoft Dynamics 365 新機能: 新しいアプリケーション: サイトマップデザイナー

本記事では、独自のアプリケーションを作成する手順を紹介していきます。
今回は、簡単な勤怠管理アプリを作成してみます。

事前準備

まずは勤怠入力用のカスタムエンティティを1つ、勤務表のダッシュボード 1 つを事前に作成します。

エンティティ作成

1. Dynamics 365 にログインします。

2. [設定]  [カスタマイズ] をクリックします。

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3. [システムのカスタマイズ] クリックします。

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4. [エンティティ] をクリックし、新規をクリックします。

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5. カスタムエンティティを作成します。

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6. フィールドに開始日、終了日、作業時間を作成します。

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7. 作業時間フィールドは計算フィールドにしています。

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グラフ作成

続いてダッシュボードに表示するグラフを作成します。

1. グラフをクリックし、[新規] をクリックします。

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2. 新規から所有者ごとの作業時間のグラフを作成します。

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ダッシュボード作成

続いてダッシュボードを作成します。

1. [ダッシュボード] をクリックし、[新規] ボタンをクリックします。

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2. 名前を入力し、グラフアイコンをクリックします。

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3. 作成したグラフを設定し、[追加] ボタンをクリックします。

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4. ダッシュボードにグラフが挿入されたことがわかります。

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以上で事前準備は完了です。

アプリケーションの作成

早速、勤怠管理アプリケーションを作成してみましょう。

1. Dynamics 365 にログインします。

2. [設定]  [カスタマイズ] をクリックします。

3. [システムのカスタマイズ] クリックします。

4. [アプリ] をクリックし、[新規] ボタンをクリックします。

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5. 名前、説明、URL の接頭辞を入力します。

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6. [完了] をクリックします。アプリデザイナーが起動します。

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7. サイトマップをクリックします。

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7. サイトマップデザイナーが起動されます。今回は、勤務表ダッシュボードと勤務表エンティティをサイトマップに表示します。

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8. 新しいエリアをクリックし、タイトルを変更します。

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8. 続いて、新しいグループをクリックし、タイトルを変更します。

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9. 続いて、新しいサブエリアをクリックし、ダッシュボードを選択します。

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9. 勤怠管理エリアをクリックし、追加をクリックします。

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10. 新しいグループが追加されました。名前を変更します。

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11. タイトルを変更します。

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12. グループを選択して、サブエリアを追加します。

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13. 新しいサブエリアを追加しました。

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14. エンティティ、タイトルを設定します。

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15. [保存して閉じる] をクリックします。

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16. サイトマップに指定したエンティティが、アプリデザイナーに表示されていることがわかります。

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17. 検証をクリックします。

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18. 警告が表示されます。

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19. エラーはないため、公開をクリックします。

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以上で、アプリの作成は完了です。

動作確認

1. Dynamics 365 のホームページにアクセスします。

https://home.dynamics.com/

2. 勤怠管理アプリが表示されていることがわかります。

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3. アプリをクリックします。アプリが起動されます。

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3. URL の接頭辞をから直接アプリにアクセスすることも可能です。

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4. サイトマップを展開すると設定したエリア、サブエリアが表示されていることがわかります。

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5. [勤怠] をクリックします。開始日時、終了日時を入力します。作業時間が自動で計算されます。

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6. 複数の日付の勤務情報を登録します。

7. 勤務表をクリックします。

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8. ダッシュボードが表示され、月ごとの作業時間が表示されます。

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まとめ

いかがでしょうか。新しいアプリケーションを利用することで、既存のエンティティ、ダッシュボードから
簡単にアプリケーションを作成することができました。次回は、Dynamics 365 の新機能をそれぞれ紹介していきます。

– プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

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