Quantcast
Channel: Japan Microsoft Dynamics 365 Team Blog
Viewing all 589 articles
Browse latest View live

Dynamics CRM 2016 SDK 新機能: クライアントサイドスクリプトその 1 - オートコンプリート

$
0
0

みなさん、こんにちは。

今回から Dynamics CRM 2016 SDK の新機能より、クライアントサイド
SDK の機能を紹介します。今回はオートコンプリートを紹介します。

概要

オートコンプリート機能は、参照フィールドと似た体験を、テキスト
フィールドでも利用できるよものです。ユーザーがタイプした文字列
を都度取得し、それに対応する候補を以下のように表示できます。

※日本語のように入力後、変換を確定する入力方法は対応していません。

image

入力中の文字列取得

入力中の文字は、Xrm.Page.getControl("<control name>") に対して、
getValue() 関数を実行することで取得できます。

関数のアタッチ

文字入力時にトリガーされる関数は GUI からアタッチできないため、
以下のコードでアタッチする必要があります。

Xrm.Page.getControl("<control name>").addOnKeyPress(<function>);

またここで指定した関数には実行コンテキストが引数として自動で
渡され、<context>.getEventSource() 関数にて元のコントロールを
取得することができます。

すでにアタッチ済みの関数をデタッチするには、コントロールに
対して removeOnKeyPress(<function>)関数を実行します。

候補の表示/非表示

候補の一覧は、Xrm.Page.getControl("<control name>") に対して
showAutoComplete(<候補のセット>) を実行する事で呼び出せます。
渡す候補のセットは候補の一覧である results、候補一覧の右下に
出ているリンクを作る commands を含みます。

results は id, icon, fields を持ったオブジェクトの配列として定義され、
field は最大 3 列のデータが表示されます。

commands は id, label, action を含みます。label には表示する名前、
action にはリンクをクリックした際の関数を指定します。

候補の表示を隠したい場合は hideAutoComplete() 関数を実行します。

スクリプトの作成

では早速スクリプトを作ってみましょう。

1. ブラウザで Microsoft Dynamics CRM に接続します。

2. 設定 | カスタマイズ | システムのカスタマイズを開きます。

3. 左ペインより 「Web リソース」を選択して「新規」ボタンを
クリックします。

image

4. 「名前」と「表示名」に autoCompleteSample.js と入力します。
「種類」で「スクリプト (JScript)」を選択し、「テキストエディター」
をクリックします。

image

5. エディターが開いたら、以下の関数を追加します。これは
ユーザーが文字を入力したタイミングで都度呼び出される
関数となります。

// 文字入力時に呼ばれる関数
// 引数にコンテキストが渡される
function keyPressFcn(ext)
{
  
  // 入力引数より元のコントロールを取得
  var sourceControl = ext.getEventSource()
  // ユーザーの入力文字を取得
  var userInput = sourceControl.getValue();

  // 候補の作成
  resultSet = {
    // 候補の一覧
    results: new Array(),
    // 候補一覧右下のリンク情報
    commands: {
      id: "sp_commands",
      label: "ここをクリック!",
      action: function () {
        alert('クリックされました');
      }
    }
  }

  // ダミーの候補を 5 件作成
  for (i = 0; i < 5; i++)
  {
    resultSet.results.push({id: i, fields: ['サンプル候補' + i, '入力した文字' + userInput, 'その他']});
  }
 
  // 候補の表示
  sourceControl.showAutoComplete(resultSet);
}

6. 続けて以下の関数を追加します。この関数を OnLoad で
呼び出して、上記の関数をイベントにアタッチします。

function attachOnKeyPress() {
  // 名前コントロールにイベントをアタッチ
  Xrm.Page.getControl("name").addOnKeyPress(keyPressFcn);   
}

7. 「OK」をクリックします。エディターが閉じたら「公開」を
クリックします。

フォームに設定

作成したスクリプトを以下の手順でフォームに設定します。

1. 既定のソリューションより、エンティティ | 取引先企業 | フォーム
を選択し、メインフォームを開きます。

image

2. 「フォームのプロパティ」をクリックします。

3. フォームライブラリで「追加」ボタンをクリックします。

image

4. 先ほど作成した new_autoCompleteSample.js 検索して選択します。

5. イベントハンドラーでフォームの OnLoad イベントが選択されている
状態で「追加」ボタンをクリックします。

image

6. attachOnKeyPress 関数を指定して、「OK」をクリックします。

image

7. 「OK」をクリックしてフォームのプロパティを閉じます。

8. 「保存」ボタンをクリック後、「公開」をクリックします。

image

9. 公開が完了したらフォームエディターを閉じます。

動作確認

最後に動作の確認です。

1. 営業 | 取引先企業に移動して、「新規」ボタンをクリックします。

2.「取引先企業名」に入力をします。日本語入力ではトリガーされない
ため、アルファベット入力を行います。

image

3. 右下の「ここをクリック!」リンクをクリックします。
メッセージが表示されることを確認します。

image

4. 再度文字を入力後、任意の候補を選択します。選択したものが
入力されることを確認します。

image

まとめ

現状日本語入力に対応していない制限があるため、郵便番号や管理
番号など、直接入力を行うフィールドでの利用に限定されますが、
うまく活用すれば応用が効く機能だと思います。

SDK でより詳細なサンプルが提供されていますので、以下リンクより
ご確認ください。

Sample: Auto-complete in CRM controls

- 中村 憲一郎

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります


Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 4: ナレッジ管理 1

$
0
0

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、Dynamics CRM 2016 の新機能から対話型サービスハブについて紹介します。  
今回は、対話型サービスハブのナレッジ管理の機能を紹介していきます。

Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 1: 概要    
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 2: タスクベース体験
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 3: ダッシュボード

概要

顧客サービス業務では、他のサービス担当者が恩恵を受けることができるように、
顧客の質問、問題、およびフィードバックをサポート技術情報の記事にします。

対話型サービスハブでは、サービス担当者同士がサポート情報記事を作成し、
レビュー、公開するナレッジ管理プロセスが整備されています。
今回は、記事の作成、レビュー、公開のプロセスを紹介します。

crm_ua_v8_KM_walkthrough

事前準備

事前にナレッジ管理機能を有効化します。Dynamics CRM、Parature のどちらの情報を対象にするか
選択することが出来ます。 今回は、Dynamics CRM を選択した例を紹介します。

1. Dynamics CRM にログインします。

2. 設定 | サービスの管理 をクリックします。

image

3. 組み込みのサポート情報の検索 をクリックします。

image

4. サポート情報ソリューションで Dynamics CRM を選択し、次へをクリックします。

image

5. 完了をクリックします。

記事の作成

記事を作成します。対話型サービスハブには、より分かり易い記事にできるよう
強力な記事エディターが搭載されています。

1. 対話型サービスハブにログインします。

2. 簡易検索メニューからサポート情報記事をクリックします。

image

3. 内容タブのタイトル、キーワード、説明を入力します。

image

4. 保存します。

image

5. ダッシュボードから作成した記事を開きます。

image

6. 記事の内容を入力します。

image

右上の展開アイコンをクリックすると入力しやすくなります。

image

7. レビューのため、ステータスを「レビューが必要」に選択します。

image

8. コマンドバーから割り当てをクリックし、レビューするユーザーを指定します。

image

image

9. 作成者ステージの情報を入力し、レビューステージに進めます。

image

記事のレビュー、公開

1. レビューユーザーで対話型サービスハブにログインします。

2. ダッシュボードからレビューが必要な記事を開きます。

image

3. レビューステージまで進めて承認済みにして、公開ステージまで進めます。

image

4. 公開ステージの情報を入力し、公開ボタンをクリックします。

image

5. 公開情報を入力し、公開します。

image

記事の検索

公開した記事を参考に、サポート案件を登録してみます。

1. 対話型サービスハブにログインします。

2. 簡易作成メニューからサポート案件を作成します。

image

3. 作成したサポート案件を開きます。

image

4. フォームの関連セクションのナ��ッジアイコンをクリックします。

image

5. 手順で検索すると先ほどの記事が検索結果に表示されます。

image

6. 見つかった記事のタイトルをクリックすると詳細な手順を確認することができます。

image

image

7. 記事の情報が参考になりそうと判断した場合、リンクすることができます。
リンクすることで記事を参考にしたサポート案件としてが

image

リンクすると記事にアイコンが表示されます。

image

 

記事の分析

公開した記事がどれだけ活用されているか分析します。

1. 対話型サービスハブにログインします。

2. ナレッジマネージャーダッシュボードを開き、公開した記事を開きます。

image

3. 分析タブをクリックします。

image

4. 記事の分析タブで記事の閲覧数、記事とリンクしているサポート案件の数を分析することがきます。

image

ビューセクション

この記事が表示された回数が日付で確認できます。

サポート案件セクション

この記事がリンクされているサポート案件が確認できます。

タイムラインセクション

この記事が公開されるまでの履歴が確認できます。

まとめ

今回は、対話型サービスハブのナレッジ管理機能から記事の作成、公開、分析ついて紹介しました。 
次回は、記事の翻訳の作成、バージョン管理について紹介します。

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Dynamics CRM 2016 SDK 新機能: クライアントサイドスクリプトその 2 - Web API 関連関数

$
0
0

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、Dynamics CRM 2016 SDK の新機能より、クライアント
サイド SDK の機能を紹介します。今回は Web API 関連関数を紹介します。

概要

スクリプトから Web API を利用する場合、サーバーのバージョンや
サービスのアドレスなど動的に取得しないといけない値があります。
今回のリリースではそれらのニーズを満たす関数が提供されています。

バージョンの取得

現在実行中の Microsoft Dynamics CRM のバージョンは以下の関数で
コンテキスト取得できます。

Xrm.Page.context.getVersion()

エンティティセット名の取得

現在スクリプトを実行しているレコードのエンティティセット名は
以下の関数で取得できます。

Xrm.Page.data.entity.getEntitySetName()

レコードの URL 取得

特定のレコードに対する URL は以下の関数で取得できます。

Xrm.Utility.getEntityUrl(<エンティティ名>,<レコード ID>)

スクリプトの作成

では早速スクリプトを作ってみましょう。

1. ブラウザで Microsoft Dynamics CRM に接続します。

2. 設定 | カスタマイズ | システムのカスタマイズを開きます。

3. 左ペインより 「Web リソース」を選択して「新規」ボタンを
クリックします。

image_thumb[4]

4. 「名前」と「表示名」に webApiFunctionSample.js と入力します。
「種類」で「スクリプト (JScript)」を選択し、「テキストエディター」
をクリックします。

image

5. エディターが開いたら、以下の関数を追加します。

function webApiFunctions()
{
  // バージョンの取得
  var currentVersion = Xrm.Page.context.getVersion();
  alert(currentVersion);

  // エンティティセット名の取得
  var entitySetName = Xrm.Page.data.entity.getEntitySetName();
  alert(entitySetName);

  // レコードの URL 取得
  var recordId = Xrm.Page.data.entity.getId();
  var entityName = Xrm.Page.data.entity.getEntityName();
  var recordUrl = Xrm.Utility.getEntityUrl(entityName, recordId);
  alert(recordUrl);
}

6. 「OK」をクリックします。エディターが閉じたら「公開」を
クリックします。

フォームに設定

作成したスクリプトを以下の手順でフォームに設定します。

1. 既定のソリューションより、エンティティ | 取引先企業 | フォーム
を選択し、メインフォームを開きます。

image_thumb[9]

2. 「フォームのプロパティ」をクリックします。

3. フォームライブラリで「追加」ボタンをクリックします。

image_thumb[11]

4. 先ほど作成した new_webApiFunctionSample.js 検索して選択します。

5. イベントハンドラーでフォームの OnLoad イベントが選択されている
状態で「追加」ボタンをクリックします。

image_thumb[13]

6. webApiFunctions 関数を指定して、「OK」をクリックします。

image

7. 「OK」をクリックしてフォームのプロパティを閉じます。

8. 「保存」ボタンをクリック後、「公開」をクリックします。

image_thumb[17]

9. 公開が完了したらフォームエディターを閉じます。

動作確認

最後に動作の確認です。

1. 営業 | 取引先企業に移動して、既存のレコードを開きます。

2. 情報が順次表示されます。

 

3. 右下の「ここをクリック!」リンクをクリックします。
メッセージが表示されることを確認します。

[バージョン]
image

[エンティティセット名]
image

[レコードのアドレス]
image

- 中村 憲一郎

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 5: ナレッジ管理 2

$
0
0

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、Dynamics CRM 2016 の新機能から対話型サービスハブについて紹介します。  
今回は対話型サービスハブのナレッジ管理機能のうち、記事の翻訳とバージョン管理について紹介します。

Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 1: 概要
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 2: タスクベース体験
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 3: ダッシュボード
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 4: ナレッジ管理 1

記事の翻訳

同じ記事を複数の言語で公開することができます。
今回は日本語の記事に対して英語の翻訳を作成します。

1. 対話型サービスハブにログインします。

2. サービス | サポート情報記事 をクリックします。

image

3. アクティブな記事を開きます。

image

4. 記事を開き、翻訳をクリックします。

image

5. 英語を選択し OK をクリックします。

image

6. 新たに記事のフォームが表示され、言語が英語となっていることがわかります。

image

7. 記事の内容を変更します。

image

8. 公開します。

image

9. 記事を検索します。日本語、英語 2 つの記事が検索されます。

[日本語]

image

[英語]

image

記事のバージョン管理

記事のバージョン管理は記事に対する更新を管理するのに役立ちます。
サポート技術情報の記事のメジャーおよびマイナー バージョンを作成すると、
製品およびサービスのライフサイクル全体で変更の追跡をしながら、
記事を最新の情報に保つことができます。 正確な記録を保持し、必要に応じて
以前のバージョンに戻るために役立ちます。

マイナーバージョンの追加

今回は、バージョン管理機能を利用して前回作成したサポート情報記事を更新します。

1. 対話型サービスハブにログインします。

2. バージョンを追加したい記事を開きます。

image

3. マイナーバージョンの作成をクリックします。

image

4. OK ボタンをクリックします。

image

5. ベースの記事が複製された状態で、新たに記事のフォームが開かれます。
記事を更新して保存します。

image

image

6. 公開します。公開は即座に公開するか、日時を指定することが出来ます。
今回は、現在の時間から10 分後に設定します。

image

image

7. 公開日時より前に記事を検索するとベースのされます。
記事が表示され、まだ更新が公開されていないことがわかります。

[公開日時より前に検索]

image

[公開日時後に検索]

image

更新の取り下げ

1 つの記事に対して公開できるバージョンは 1 つです。
公開した更新内容を取り下げたい場合は、アーカイブされた過去のバージョンから、
戻したいバージョンの記事を公開することで更新の取り下げが出来ます。

1. 対話型サービスハブにログインします。

2. サービス | サポート情報記事 をクリックします。

image

3. 現在 V1.1 が公開されていることがわかります。

image

4. 記事を開き、概要タブをクリックします。

image

5. 関連バージョンセクションを確認します。現在 V1.1 が公開されていることがわかります。

image

6. V1.0 の記事に戻します。アーカイブ済みの記事ビューを表示します。

image

7. V1.0 の記事を選択し、公開します。

image

8. 最新の記事を開き、関連バージョンセクションを確認します。
V1.1 がアーカイブされ、V1.0 が公開されていることがわかります。

image

まとめ

前回から 2 回に渡り対話型サービスハブのナレッジ管理機能について紹介しました。
バージョン管理や翻訳は対話型サービスハブで強化された機能です。
次回は、対話型サービスハブのカスタマイズについて紹介します。

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Dynamics CRM 2016 SDK 新機能: SLA と Xrm Tooling の新機能

$
0
0

みなさん、こんにちは。

今回は Dynamics CRM 2016 SDK の新機能より、サービスレベル契約
(SLA) の新機能と Xrm Tooling の新機能をそれぞれ紹介します。

サービスレベル契約 (SLA) の新機能

今回のリリースで、SLA は以下の機能が追加されました。

- 任意の SLA 適用
- SDK による SLA 状態の変更

任意の SLA 適用

これまでサービス案件に対して SLA を実行する場合、既定の SLA を
用意したり条件が自動で一致するものを用意する必要がありました。

今回のリリースではサービス案件エンティティ (incident) に、新しく
SLAId 列が追加されました。こちらの列に対して、手動または Update
メソッドで適用したい SLA を設定することができます。

SLA の有効化/無効化

任意の SLA のステータスを Update 要求で有効化/無効化できるように
なりました。これによりサポート案件レコードを他システムから移行
する際に、一時的に SLA を無効にすることがプログラムからできます。

Xrm Tooling の新機能

Xrm Tooling はマルチスレッド対応のプロキシや、簡単な接続、PowerShell
のコマンドなどを提供する開発支援ツール群として Dynamics CRM 2013
から提供されていますが、リリース事に機能が追加されてより充実して
来ています。今回は認証面で OAuth をサポートしました。

OAuth サポート

Xrm Tooling で適用される CrmServiceClient クラスで、OAuth 2.0 が
サポートされました。以下の方法でクラスをインスタンス化してください。

CrmServiceClient crmSvc = new CrmServiceClient(
"<UserName>", CrmServiceClient.MakeSecureString("<Password>"),
"<CrmRegion>", "<OrgName>", useUniqueInstance:false, <orgDetail>,
<userIdentifier>, <clientId>, <redirectUri>, <tokenCachePath>,
<externalOrgWebProxyClient>, PromptBehavior.Auto);

実際の認証時には Microsoft Azure Active Directory Authentication Library
(ADAL) が利用されています。

CrmRegion には、日本の場合は JPN を指定してください。有効な文字列は
以下の通りです。

NorthAmerica
EMEA
APAC
SouthAmerica
Oceania
JPN
CAN
IND
NorthAmerica2

 

もし接続先のリージョンが不明な場合は String.Empty を指定する
ことで、全リージョンを検索します。

まとめ

Web API という大きなリリースがあった SDK ですが、他の部分も
少しずつ改良されています。特に XrmTooling はマルチスレッド
環境で必須のツールですので、OAuth サポートをしたことは重要で
あると感じます。是非お試しください!

- 中村 憲一郎

Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 6: カスタマイズ 1

$
0
0

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、Dynamics CRM 2016 の新機能から対話型サービスハブについて紹介します。  
今回は、対話型サービスハブのカスタマイズについて紹介していきます。

Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 1: 概要
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 2: タスクベース体験
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 3: ダッシュボード
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 4: ナレッジ管理 1
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 5: ナレッジ管理 2

概要

対話型サービスハブのダッシュボードやフォームはカスタマイズすることが可能です。
今回は、フォームのカスタマイズについて紹介します。
フォームの機能については、前回の記事を参照ください。

フォームのカスタマイズ

対話型サービスハブのフォームでは、基本的に通常のフォームのカスタマイズと同様のことができます。
今回は主に対話型サービスハブ固有のカスタマイズについて紹介します。

タブの並び

カスタマイズの画面ではタブを垂直方向に並べて行きますが、
対話型サービスハブのタブは水平方向に並びます。

[ユーザーの画面]

image

[カスタマイズの画面]

image

関連セクション(参照パネル)

関連セクションで (参照パネル)、現在のレコードの関連レコードを表示するか、
サポート情報記事を検索できます。 対話型サービスハブでは、"参照パネル" が既定で追加されます。
参照パネルは、1 つの列セクションです。

[ユーザーの画面]

image

[カスタマイズの画面]

image

対話のウォール

対話のウォール (またはタイムライン) には、特定のエンティティに関連する活動が表示されます。
タスク、予定、電話、電子メール、ソーシャル活動、ユーザー定義活動がサポートされます。

[ユーザーの画面]

image

[カスタマイズの画面]

image

テストシナリオ

対話型サービスハブにカスタムエンティティを追加して、フォームをカスタマイズします

事前準備

カスタムエンティティを作成します。

1. Dynamics CRM にログインし、設定 | カスタマイズ をクリックします。

image

2. システムのカスタマイズからテストエンティティを作成します。
作成する際に、対話型サービスハブの有効化、サービスへの表示を選択します。

image

3. 保存し、フォームの一覧から対話型サービスハブ用のフォームを開きます。

image

4. 対話型サービスハブ用のフォームが表示されます。既定で関連セクションとタイムラインが追加されていることがわかります。

image

5. 関連セクションを選択します。

image

6. サブグリッドを追加します。

image

image

7. 挿入メニューからタブを挿入します。今回は、 「詳細」「その他」という 2 つを追加します。

image

8. わかりやすい名前に変更します。タブが中央の部分に追加され、左上のツリーにも追加されたことがわかります。

image

9. 保存して閉じます。

image

10. 公開します。

image

11. 対話型サービスハブへアクセスします。

12. 変更を反映するか確認画面が表示され、今すぐダウンロードをクリックします。

image

13. ナビゲーションから作成したエンティティをクリックします。

image

14. 新規をクリックします。

image

15. 名前を入力し、上書き保存します。

image

16. タブ、タイムライン、関連セクションがフォーム上に配置されています。

image

注意点

次のコンポーネントは、対話型フォームでサポートされていません。
- IFRAMES
- Bing マップ
- Web リソース
- Yammer
- アクティビティ フィード

まとめ

次回は、対話型サービスハブのダッシュボードのカスタマイズを紹介します。

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Dynamics CRM 2016 カスタマイズ新機能: 業務ルールの新機能

$
0
0

みなさん、こんにちは。

今回は Dynamics CRM 2016 カスタマイズの新機能より、業務ルールの
新機能を紹介します。

ビジネスプロセスとの連携

今回のリリースでは、業務ルールの実行条件として、ビジネスプロセス
フローの種類とステージを指定できるようになりました。

条件は以下の 3 種類です。

- 特定のビジネスプロセスを使っている場合
- 特定のビジネスプロセスを使っていて、かつ特定のステージが
アクティブな場合
- 特定のビジネスプロセスを使っていて、かつ特定のステージが
選択されている場合

では早速、業務ルールを作成してみましょう。

業務ルールの作成

シナリオは以下の通りです。

サポート案件において、「サポート案件への電話のプロセス」
「解決」ステージがアクティブな場合、「説明」フィールドを
必須にする。

1. ブラウザで Dynamics CRM に接続します。

2. 設定 | カスタマイズ | システムのカスタマイズを選択します。

3. 既定のソリューションが開くので、エンティティ | サポート案件を
展開して、業務ルールを選択します。「新規」をクリックします。

image

4. ルール名に「解決ステージで説明を必須」と入力します。

5. 条件の追加をクリックします。

image

6. 「フィールド」で「ビジネスプロセス」を選択し、値に「サポート
案件への電話のプロセル」を選択します。

image

7. 「種類」より「値とステージ」を選択します。

image

8. ステージが選択できるようになります。「フィールド」で「アクティブ
ステージ」を選択し、「値」で「解決」をチェックします。

image

9. チェックアイコンをクリックして条件を確定します。

10. 次に操作を指定します。「アクションの追加」をクリックして、
「必須項目の設定」を選択します。

11. 以下のように指定します。チェックアイコンをクリックして確定します。

image

12. 「保存」ボタンをクリックした後、「アクティブ化」をクリックします。

13. 業務ルールエディターを閉じます。

14.「すべてのカスタマイズの公開」ボタンをクリックして変更を公開します。

動作確認

実際の動作を確認してみます。

1. サービス | サポート案件から、「新規サポート案件」ボタンをクリックします。

image

2. 必須項目を埋めて、「上書き保存」をクリックします。現在は「特定」ステージ
のため、説明フィールドは必須ではありません。

image

3. ビジネスプロセスの一番右側にある「次の段階」をクリックして、「解決」
段階まで進めます。

image

4. 「解決」がアクティブになると「説明」フィールドが必須となることを
確認します。

image

5. 次にステージを選択した状態を確認します。「新規」ボタンをクリック
して新しいサポート案件を作成します。必須項目を埋めて「上書き保存」を
クリックします。

6. 「解決」段階を選択します。この場合アクティブなステージは「特定」で
あるため、ルールは発動しません。

image

まとめ

今回の機能拡張で、より細かく業務ルールの実行タイミングを選択する
事ができるようになりました。是非お試しください!

- 中村 憲一郎

Dynamics CRM Online 2016 更新プログラムの管理

$
0
0

みなさん、こんにちは。

Dynamics CRM 2016 (8.0.0 - Ara) がリリースされ、近日中にみなさんの [CRM Online 管理センター] の [Dynamics CRM 更新の管理] にて、Dynamics CRM Online 2016 更新プログラムのスケジューリングが可能になる予定です (2016 年 1月 19 日 時点)。

更新可能なスケジューリングの期間は 6ヵ月となる予定で、その期間中に Dynamics CRM Online 2016 更新プログラムにアップデートすることが可能になります。

[CRM Online 管理センター] の画面やアップデート方法は (※1)、以前ご案内した Dynamics CRM Online 2015 Update 1 更新プログラムの管理とほぼ同じですが、今回は Dynamics CRM Online 2015 更新プログラム (7.0.x - Vega) と Dynamics CRM Online 2015 更新プログラム 1 (7.1.x – Carina) からのアップデートの場合と、それぞれのアップデートについてご案内します。

 

Dynamics CRM Online 2015 更新プログラム 1 (7.1.x – Carina) を使用中の場合:

  1. 近日中に Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム (8.0.0 – Ara) のスケジューリングが事前に設定されます。
  2. 以下 2 つのシナリオのどちらかをえらびます
  • Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム (8.0.0 - Ara) にアップデート
    • 事前にスケジューリングされた日付、または、管理者権限にてスケジューリング日付を変更して、その日付を承認します
    • いくつかの日付は、セキュリティ修正プログラム適用やメンテナンスのためにブロックされている場合があります
    • アップデートしたい空き日付がない場合には、8 月末までのアップデート希望日付を技術サポートまでご連絡ください
    • 9 月以降、Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム (8.0.0 – Ara) にアップデートできません
  • Dynamics CRM Online 2015 更新プログラム 1 (7.1.x – Carina) に留まる
    • 次のリリース ( 2016 Spring Update – Naos) があるまで、Dynamics CRM Online 2015 更新プログラム 1 (7.1.x – Carina) に留まることができます
    • 年 1 回アップデートポリシー (※2) により、次リリースでのアップデートは必須となります

Dynamics CRM Online 2015 更新プログラム (7.0.x – Vega) を使用中の場合:

  1. Dynamics CRM Online 2015 更新プログラム 1 (7.1.x – Carina) アップデートに事前スケジューリングされて承認待ちか、既にスケジューリング承認されています
  2. 以下の 2 つのシナリオのどちらかを選びます
  • Dynamics CRM Online 2015 更新プログラム 1 (7.1.x – Carina) のアップデート日付を承認し、アップデートをします
    • 1 月末まで Dynamics CRM Online 2015 更新プログラム 1 (7.1.x – Carina) にアップデート可能ですが、アップデートしたい空き日付がない場合は、技術サポートにご連絡ください
    • いくつかの日付は、セキュリティ修正プログラム適用やメンテナンスのためブロックされている場合があります
  • Dynamics CRM Online 2015 更新プログラム (7.0.x – Vega) に留まります
    • Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム がスケジューリング可能な時なで資料することができます
    • 年 1 回アップデートポリシーにより (※2)、Dynamics CRM Online 2016 更新プログラム (8.0.0 – Ara) へのアップデーは必須となります

 

参考サイト:
(※1) Microsoft Dynamics CRM Online 更新プログラムの管理
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn308237.aspx

(※2) CRM Online 用ポリシーおよびコミュニケーション
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/mt126100.aspx

 

- Dynamics cRM サポート 野田


Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 7: カスタマイズ 2

$
0
0

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、Dynamics CRM 2016 の新機能から対話型サービスハブについて紹介します。  
今回は、対話型サービスハブのダッシュボードのカスタマイズを紹介していきます。

Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 1: 概要
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 2: タスクベース体験
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 3: ダッシュボード
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 4: ナレッジ管理 1
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 5: ナレッジ管理 2
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 6: カスタマイズ 1

ダッシュボードのカスタマイズ

対話型サービスハブの重要な機能であるダッシュボードのカスタマイズについて紹介します。
ダッシュボードについては、前回の記事を参照ください。

ダッシュボードのカスタマイズでは、これまでのグラフの種類に加え 2 つのグラフが追加されました。
また、ダッシュボード上のストリームやグラフに色を構成することが出来ます。
今回は、新たに追加されたグラフについて紹介します。

新しいグラフ

対話型サービスハブでは、これまでのグラフに加えてドーナツ、タグを利用することができます。
これらは対話型サービスハブでのみ利用可能なグラフです。

ドーナツグラフ

image

タググラフ

image

グラフの作成

早速グラフを作成してダッシュボードに追加してみましょう。
前回作成したカスタムエンティティにマルチストリームダッシュボードを作成します。

1. Dynamics CRM にログインし、設定 | カスタマイズ をクリックします。

image

2. システムのカスタマイズを開き、フィールドを選択します。

image

3. カテゴリフィールドを作成します。

image

image

4. 対話型サービスハブのフォームにカテゴリを追加します。

image

グラフの作成

1. 続いて新たに追加されたグラフを作成します。グラフ選択します。

image

2. タググラフを作成します。

image

3. 今回は、所有者ごとの件数をタググラフで作成してみます。

image

4. ドーナツグラフを作成します。

image

5. カテゴリごとの割合をドーナツグラフで作成します。

image

ダッシュボードの作成

1. ダッシュボードを選択し、対話型サービスハブのダッシュボードを選択します。

image

2. 3 列のマルチストリームダッシュを選択します

image

3. ダッシュボードのカスタマイズ画面が表示されます。

image

4. エンティティとビューを選択します。フィルター基準は、ダッシュボードでフィルターした際に対象となるフィールドを選択します。
この場合、作成日が今週のデータが既定で表示されます。

image

4. グラフを追加します。グラフのアイコンをクリックします。

image

5. グラフを追加します。

image

6. タググラフも追加します。

image

7. ストリームを追加して、保存して閉じます。

image

11. 公開します。

image

表示確認

1. 対話型サービスハブにアクセスします。

2. カスタマイズを適用します。

image

3. ダッシュボードを表示する前に、サンプルデータを登録します。
サンプルエンティティにアクセスします。

image

4. テストデータを数件登録します。

image

5. ダッシュボードに戻り一覧を表示します。ダッシュボードが追加されていることがわかります。

image

6. マルチストリームダッシュボードを表示します。グラフが追加されていることがわかります。

image

まとめ

今回は、ダッシュボードのカスタマイズのうち、新しいグラフについて紹介しました。
次回は、ダッシュボードの色の構成とストリームのカスタマイズについて紹介します。

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 8: カスタマイズ 3

$
0
0

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、Dynamics CRM 2016 の新機能から対話型サービスハブについて紹介します。  
今回は、対話型サービスハブのダッシュボードのカスタマイズを紹介していきます。

Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 1: 概要
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 2: タスクベース体験
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 3: ダッシュボード
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 4: ナレッジ管理 1
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 5: ナレッジ管理 2
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 6: カスタマイズ 1
Dynamics CRM 2016 新機能: 対話型サービス ハブ その 7: カスタマイズ 2

色の構成

ダッシュボード上に配置するストリームやグラフに色を構成することが出来ます。
オプションセットおよび 2 つのオプションセットフィールドの値ごとに
グラフとストリームで表示される特定の色を構成することができます。

グラフの色

image

色の構成は、タグ グラフとドーナツ グラフには使用できません。

ストリームの色

image

早速ダッシュボードを作成して色を構成してみましょう。
前回作成したカスタムエンティティにシングルストリームダッシュボードを作成します。

オプションセットの色設定

1. Dynamics CRM にログインし、設定 | カスタマイズ をクリックします。

image

2. システムのカスタマイズを開き、フィールドを選択します。

image

3. カテゴリフィールドを開き、オプションセットの項目に色を指定します。

image

image

4. 保存します。

カードの色設定

続いてストリームに表示されるカードと呼ばれるフォームに色を指定したフィールドを追加します。

1. フォームを選択し、カードを開きます。

image

2. ColorStrip セクションにフィールドを追加します。

image

3. 保存して閉じます。

ダッシュボードの作成

1. ダッシュボードを選択しシングルストリームダッシュボードを作成します。
対話型サービスハブのダッシュボードを選択します。

image

2. シングルストリームを選択します。

image

3. ダッシュボードの画面が開きます。

image

4. 名前とエンティティを入力します。

image

5. ストリーム、グラフを追加します。

image

6. タイルを追加します。シングルストリームはストリームを複数追加できない代わりに、タイルを複数追加することが可能です。

image

7. タイルには、対話型サービスハブ機能が有効なエンティティのビューまたは、
キューアイテムのビュー中から追加することができます。今回は、サポート案件のビューを追加します。

image

8. 保存します。

image

9. 公開します。

image

動作確認

1. 対話型サービスハブにアクセスします。

2. カスタマイズを適用します。

image

3. ダッシュボードを表示する前に、サンプルデータが登録されていることを確認します。

image

4. ダッシュボードに戻り一覧を表示します。ダッシュボードが追加されていることがわかります。

image

5. シングルストリームダッシュボードを表示します。グラフとダッシュボードに色がついていることがわかります。

image

まとめ

8 回に渡り対話型サービスハブについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか。   
対話型サービスハブを利用することで担当者にタスクベース体験を提供することで、    
顧客サービスの向上に貢献することを期待しています。是非お試しください。

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Dynamics CRM 2016 カスタマイズ新機能: タブレット用およびモバイル用クライアントアプリケーションのフォームプレビュー機能

$
0
0

みなさん、こんにちは。

今回は Dynamics CRM 2016 カスタマイズの新機能より、タブレット用
およびモバイル用クライアントアプリケーションのフォームプレビュー
機能を紹介します。

概要

タブレットやモバイル用アプリケーションのフォームは、通常の
メインフォームが利用されています。各フィールドや要素レベルで
モバイルやタブレットで表示したいか指定できますが、どのように
見えるかは実際にアプリケーションを動かす必要がありました。

今回のリリースではカスタマイズ段階でこれらのフォームが
プレビューできるようになりました。

フォームのプレビュー

早速機能を確認してみましょう。

1. ブラウザで Microsoft Dynamics CRM に接続します。

2. 設定 | カスタマイズ | システムのカスタマイズを開きます。

3. エンティティ | 取引先企業 | フォームを選択し、メイン
フォームを開きます。

image

4. プレビュー | モバイルクライアントより、タブレット PC を
選択します。

image

5. 新しい画面が開き、カスタマイズが読み込まれます。実際
のアプリケーションと同様カスタマイズをダウンロードする
ため、多少時間がかかりますが、画面右下のインジケーター
が止まるまで待ちます。

image

6. カスタマイズがダウンロードされると以下のように画面が
表示されます。

image

種類の切り替え

タブレット用フォームから電話用フォームに切り替える場合
プレビュー画面右上にある、プラットフォームアイコンを
利用できます。

以下は電話用フォームが選択されている状態です。

image

まとめ

今回の機能でカスタマイズの効率が非常に高くなりました。
これまでは予想しながら構成していたため、非常に便利な
機能です。是非お試しください!

- 中村 憲一郎

Microsoft Dynamics ホワイトペーパー(日本語) : Dynamics CRM 2015 設置型の Azure Virtual Machine への展開

$
0
0

みなさん、こんにちは。

今日は新しいホワイトペーパーリリースのお知らせです。

Microsoft Azure Virtual Machines への Microsoft Dynamics CRM の展開 (日本語)

“このホワイトペーパーでは、Microsoft Dynamics CRM 2015 を
Azure Virtual Machines に展開する際のさまざまな規模での
リファレンス アーキテクチャと、こうした複雑なシステムの展開
シナリオを紹介します。”

Azure への移行をご検討の場合は、是非ご覧ください!

- 中村 憲一郎

Dynamics CRM 2016 サービスの新機能: SLA の手動適用

$
0
0

みなさん、こんにちは。

今回は、Dynamics CRM 2016 の新機能からサービス機能の強化ポイントについて紹介します。

概要

サービス機能の強化ポイントは 2 つです。

オンデマンド SLA

サポート案件レコードに対してサービスレベル契約 (SLA) を手動で適用できます。
また、ワークフローまたはプラグインを使用し、ビジネス ロジックに基づいて
SLA を自動的にサポート案件に適用することもできます。

保存とルーティング

サポート案件フォーム上に、「保存とルーティング」という新しいボタンが追加され、
保存したタイミングでルーティングルールが実行されるようになりました。

今回は、オンデマンド SLA について紹介します。

オンデマンド SLA

オンデマンド SLA によりユーザーは手動でサポート案件レコードに SLA を適用することが出来ます。
これにより、例えば顧客の地域や問い合わせの種類に基づいた SLA をサポート案件ごとに適用できます。
また、手動で適用した際に SLA を自動適用するか指定することが可能です。

SLA の作成

早速確認してみましょう。今回は、サポート案件の優先度ごとに異なる SLA を手動で適用します。

1. Dynamics CRM にログインします。

2. 設定 | 管理 | システム設定 を開きます。

image

image

3. サービス から SLA を自動で適用するに設定し、OK します。これによりサポート案件保存時に SLA が自動適用されます。

image

4. 設定 | カスタマイズ | システムのカスタマイズを開きます。

image

image

5. エンティティ | サポート案件 | フォームからメインフォームを開きます。

image

6. SLA を入れます。

image

7. 公開します。

8. 設定 | サービス管理 | サービスレベル契約 を開きます。

image

image

9. 優先度高の SLA を作成し、アクティブ化します。初回の応答時間を 10 分以内にします。

image

10. それ以外の SLA を作成します。初回の応答時間を 30 分以内にします。

image

動作確認

1. サービス | サポート案件から新しいフォームを開きます。

image

2. 優先度高にして、SLA を選択します。

image

3. 拡張 SLA タブへ移動します。最初の応答時間が 10 分でカウントダウンされています。

image

4. 新しいサポート案件を開き優先度低にして、SLA を選択します。

image

5. 保存します。

6. 保存した直後、初回応答時間が 30 分からカウントダウンされています。

image

まとめ

今回は、サービスの新機能から SLA の手動適用を紹介しました。
次回は、保存とルーティングについて紹介します。

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Dynamics CRM 2016 サービスの新機能: 保存とルーティング

$
0
0

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、Dynamics CRM 2016 の新機能からサービス機能の強化ポイントについて紹介します。

Dynamics CRM 2016 サービスの新機能: SLA の手動適用

保存とルーティング

これまでサポート案件にルーティング規則を適用する場合、手動で適用するか、
ワークフローやプラグインで実装する必要がありました。

今回、サポート案件フォーム上に、「保存とルーティング」という新しいボタンが追加され、
保存するタイミングでルーティングルールを同時に適用できるようになりました。
早速見てみましょう。

ルーティング規則の作成

今回は優先度が高に変更されたサポート案件は、特定のキューにエスカレーションするシナリオを検証します。

1. Dynamics CRM にログインします。

2. 設定 | サービス管理 | ルーティング規則セットを開きます。

image

image

3. 名前を入力し、保存します。

image

4. ルールアイテムを追加します。IF 条件に優先度が高を入力します。

image

5. Then 条件にエスカレーションするキューを設定します。

image

6. ルールをアクティブ化します。

image

動作確認

1. サービス | サポート案件を開きます

image

2. 既存サポート案件を開き、優先度を変更します。

image

3. 「保存とルーティング」をクリックします。

image

4. OK をクリックします。※誤訳のため修正予定です

image

5. キューを確認します。

image

6. キューを選択します。

image

7. 変更したサポート案件が表示されていることがわかります。

image

まとめ

オンデマンド SLA により柔軟に SLA を適用できるようになりました。
また、保存のタイミングでルーティング規則を適用することが標準機能で実現できるようになりました。
是非、強化されたサービス機能を活用ください。

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Dynamics CRM 2016 新機能: 強化された Excel エクスポート

$
0
0
みなさん、こんにちは。

今回は Microsoft Dynamics CRM 2016 の新機能より強化された
Excel エクスポートについて紹介します。

概要

今回のリリースで、Excel エクスポートは以下の点が強化
されました。

- エクスポートされるファイル形式
- Excel エクスポートボタンの見直し

エクスポートされるファイル形式

これまでは XML 形式でファイルはエクスポートされており、
Excel で開く際に警告が表示されるという問題や、モバイル版の
Excel では開けないという制限がありました。

今回のリリースからは、ネイティブ形式となり、Excel 2007 以降の
デスクトップバージョン、Excel オンライン、および他の Excel
クライアントなどで開くことが出来ます。

エクスポート時にはフォーマットが維持されるため、Excel 内で
計算した後、再度インポートすることが可能です。

エクセルエクスポートボタンの見直し

今回のリリースでは Excel エクスポートボタンを一度クリック
するだけでデータがエクスポートできるようになりました。
これまでは一度メニューが開き、そこから選択していたため、
より素早いデータエクスポートが可能です。

より詳細な説明については、以下のリンクをご参照ください。

[Excel へのデータのエクスポート]
http://www.microsoft.com/ja-jp/dynamics/crm-customer-center/export-data-to-excel.aspx

まとめ

ネイティブ形式のエクスポートは以前より要望が多かった機能の
1 つですが、今回のリリースで実現して嬉しい限りです。特に
モバイルでも開ける事は、外出時にデータを確認したい場合に
便利ですので、是非お試しください!

- 中村 憲一郎


Dynamics CRM 2016 新機能: モバイルアプリケーションの新機能

$
0
0

みなさん、こんにちは。

今回は Microsoft Dynamics CRM 2016 の新機能より、モバイル
アプリケーションの新機能を紹介します。

概要

今回のリリースでは、以下の機能が追加されています。

- ドキュメント連携
- Excel エクスポート
- レコードリンクの共有
- Windows 10 および Apple iPhone と iPad 用 iOS 9 サポート

では順番に見ていきましょう。

ドキュメント連携

ドキュメント管理で SharePoint と統合済みの場合、モバイル
アプリから SharePoint ドキュメントをオープンできます。
これは SharePoint および OneDrive for Business のファイルも
含まれます。

例えば、取引先企業でドキュメント連携が行われている場合には、
以下のようにファイルが確認できます。

1. まずブラウザで任意の取引先企業のレコードを開き、ドキュメント
を確認します。ここでは 3 つのファイルが存在します。このうち
プライベートファイルは OneDrive for Business に保存されています。

image

2. 次にモバイルアプリケーションで同じ取引先企業レコードを
開きます。

image

3. 下にスクロールするとドキュメントパネルが表示されます。

image

4. ドキュメントをパネルをタップするとドキュメント一覧が
表示されます。

image

5. 各ドキュメントをタップするとファイルが各アプリで
表示されます。この際各サイトに対してログインする
必要があります。

エクセルエクスポート

モバイルからエクセルエクスポートが可能になりました。

1. モバイルアプリケーションから、画面右上のハンバーガー
メニューをクリックし、取引先企業を選択します。

image

2. 画面右下の「…」をタップしてメニューを表示し、「Excel
にエクスポート」をクリックします。

image

3. エクスポートされたファイルが Excel で表示されます。

image

レコードのリンクを共有

モバイルアプリケーションからレコードのリンクを共有できます。

1. モバイルアプリケーションで任意のレコードを開きます。

2. 画面下部の「…」をタップしてメニューを開きます。

3. 「リンクの共有」をタップします。

image

4. 電子メールアプリケーションでメールが送信されます。初めの
リンクのプロトコルが ms-dynamicsxrm:// になっている事を確認
します。このリンクを受信した側で開くと、CRM モバイルアプリ
ケーションが開き、同じレコードが表示されます。

image

Windows 10 および Apple iPhone と iPad 用 iOS 9 サポート

Windows 10 および Apple iPhone と iPad 用 iOS 9 が追加で
サポートされるようになりました。

まとめ

今回の機能追加で、より外出先での作業やレコードの共有が
簡単になりました。是非お試しください!

- 中村 憲一郎

Dynamics CRM 2016 新機能: OneDrive for Business 連携

$
0
0

みなさん、こんにちは。

今回は Microsoft Dynamics CRM 2016 の新機能より、OneDrive
for Business 連携を紹介します。

概要

これまでは、レコードに関連するドキュメントを SharePoint 統合を
利用して、ドキュメントライブラリに保存することができました。

今回のリリースでは、プライベートなファイルは別途、OneDrive
for Business に格納できるようになりました。

事前準備

OneDrive for Business 連携を利用するには、SharePoint サーバー
連携が構成されており、かつ OneDrive for Business が利用できる
状態であることが必要です。Office 365 E3 体験版では OneDrive
for Business も使えますので、是非体験版をお申込みください。

以下の手順で OneDrive for Business が利用できるようになって
いるか、確認します。

1. ブラウザで http://portal.office.comに接続します。

2. 画面左上のアプリケーションランチャーより、OneDrive を選択
します。

image

3. OneDrive にアクセスできれば準備は完了です。初回アクセス時
はウィザードが出ますので、画面に沿って準備を完了してください。

構成手順

次に Dynamics CRM 側の構成手順を確認します。

1. ブラウザで Dynamics CRM 組織にアクセスします。

2. 設定 | ドキュメント管理を開きます。SharePoint 統合の設定がまだ
の場合は、SharePoint 統合を設定してください。

3. OneDrive for Business の有効化をクリックします。

image

4. 「OneDrive for Business を有効にする」にチェックをつけて、
「OK」ボタンをクリックします。

image

5. 機能が有効になると、「OneDrive for Business でのエクス
ペリエンス構成」項目が追加されます。「OneDrive for Business
フォルダーの設定」をクリックします。

image

6. OneDrive for Business で Dynamics CRM 関連ファイルが保存
されるフォルダを指定して、「OK」をクリックします。

image

動作確認

最後に動作を確認します。

1. SharePoint 統合が行われているエンティティリストを開きます。
ここでは取引先企業を例として使います。

2. 任意のレコードを開き、ナビゲーションよりドキュメントへ
移動します。

image

3. まだ関連するフォルダーが SharePoint 側にない場合には、以下の
メッセージが表示されるので、「確認」をクリックします。

image

4. 「新規」または「アップロード」ボタンをクリックします。場所より
OneDrive が選択できることを確認します。

image

5. ここでは新規に Word ファイルを作成してみます。「新規」ボタンを
クリックして、「CRM フォルダー」より 「OneDrive」を選択します。
任意のファイル名をつけて、「上書き保存」をクリックします。

image

6. Word Online が開きファイルが編集できますので、適当に内容を
入れて、保存します。ファイルが作成されます。

image

7. ブラウザで、OneDrive にアクセスします。先ほど構成で指定した
フォルダ配下にエンティティやレコードのフォルダが作成されている
事と、ファイルが作成されていることを確認します。

image

まとめ

ドキュメントをチーム間で共有することは、業務をスムーズに進める
上で重要な事ですが、ファイルの性質により保存場所を OneDrive
for Business も指定できることで、より柔軟な運用が可能になりました。
是非お試しください!

- 中村 憲一郎

Dynamics CRM 2016 新機能: モバイルアプリケーション用コントロール

$
0
0

みなさん、こんにちは。

今回は Microsoft Dynamics CRM 2016 の新機能より、モバイル
アプリケーションで利用できる新しいコントロールを紹介します。

概要

今回のリリースでは、モバイルでレコードを操作する際の操作性
を向上すべく、新しいコントロールが追加されました。

コントロールの種類

利用できるコントロールはフィールドの型によって異なります。
以下にコントロールの一覧を紹介します。

線形スライダー

mobile linear slider control

オプション セット

Mobile control option set

フリップ スイッチ

flip switch mobile control

星評価

Star rating mobile control

放射状ノブ

Radial knob mobile control

マルチメディア コントロール

Multimedia mobile control

ペン コントロール

Pen mobile control

Web サイト プレビュー

Website preview mobile control

数値入力

Number input mobile control

自動完了

Auto-complete mobile control

定型入力

Input mask mobile control

線形ゲージ

Linear gauge mobile control

ブレット グラフ

Bullet Graph mobile control

アーク ノブ

Arc knob mobile control

カレンダー コントロール、電話

Calendar control, phone, day

カレンダー コントロール、タブレット PC

Calendar control with menu open

カスタマイズの方法

カスタマイズはフォームのカスタマイズとして実施
します。早速いくつか試してみましょう。

1. ブラウザで Dynamics CRM 組織に接続します。

2. 設定 | カスタマイズ | システムのカスタマイズ を
クリックします。

3. エンティティ | 営業案件 | フォームを選択し、既存
のメイン画面をダブルクリックします。

image

4. 画面より「予算金額」フィールドをダブルクリックします。

image

5. フィールドのプロパティ画面より「コントロール」タブを
開きます。既定でフィールド名と値の組み合わせが存在します。

image

6. コントロールの追加リンクをクリックします。種類より
任意のコントロールを選択すると、プレビューが表示され
ます。

image

7. アークノブコントロールを追加します。

8. コントロールによっては最小や最大など値を指定することが
出来ます。また値はハードコードすることも、他のフィールド
の値を利用することも可能です。また複数のコントロールを
追加して、タブレットと電話用で別のコントロールを利用する
こともできます。ここでは以下のように設定しました。

image

9. 「OK」をクリックしてプロパティを閉じます。

10. 次に「売り上げ見込み」列をフォームに追加します。その後
フィールドをダブルクリックします。

11. コントロールより先ほどと同様にアークノブを追加します。
プロパティの最小値を 0、最大値を以下のように予算の額に
バインドします。

image

12. 以下のように設定できたら「OK」をクリックします。

image

13. フォームエディターで「保存」をクリックしてから「公開」を
クリックします。

動作確認

最後に動作を確認します。

1. 電話用アプリケーションかタブレット用アプリケーションを
起動します。カスタマイズが変更された旨表示されるため、最新
の情報を取得します。

clip_image002

2. 営業案件レコードをひらき、見積もり金額と売り上げ見込みの
フィールドが、アークノブになっていることを確認します。

image

3. 予算金額をタップして、金額を 20,000 に変更します。

image

4. 連動して売り上げ見込みの最大値が 20,000 になることを
確認します。

まとめ

モバイルアプリケーションに最適化されたコントローラーを活用
することで、生産性があがる事が期待できます。多くの種類の
コントローラーがありますので、是非一通りお試しください!

- 中村 憲一郎

Dynamics CRM 2016 新機能: ドキュメントの作成: Excel テンプレート

$
0
0

みなさん、こんにちは。

今回は、Dynamics CRM 2016 の新機能からドキュメントの作成について紹介します。

概要

ドキュメントの作成では Excel、Word テンプレートを作成することができます。

- Excel テンプレートから素早く Excel ドキュメントを作成する
- Word テンプレートを利用して標準化ドキュメントを作成する

今回は、Excel テンプレートから Excel を作成する手順を紹介します。

Excel テンプレート

これまで Dynamics CRM にあるデータを Excel エクスポートし、Excel 内でグラフを作成し
分析することができました。 Excel テンプレートを利用すると、個々に分析していた Excel を
テンプレートとしてアップロードすることで 他の利用者もテンプレートを活用できるため、
効率的にデータを分析することができます。

テンプレートの種類

システムテンプレート

すべてのユーザーが利用できるテンプレートです。既定で 4 つのテンプレートが準備されています。

- パイプラインの管理
営業案件エンティティ向けのテンプレートです。

- キャンペーン概要
キャンペーンエンティティ向けのテンプレートです。

- サービス案件の SLA の状態
- サポート案件の概要
サポート案件エンティティ向けのテンプレートです。

個人テンプレート

個人で利用できるテンプレートです。他人へ共有することができます。

テンプレートの利用

早速既定のシステムテンプレートを利用してデータを分析してみましょう。

1. Dynamics CRM にログインします。

2. 営業 | 営業案件を選択します。

image

3. Excel テンプレートを選択します。

image

4. パイプラインの管理を選択します。
営業案件エンティティ向けのテンプレートが表示されます。

image

5. Excel Online から開くを選択します。
Excel ファイルをダウンロードしてクライアント側の Excel から起動することもできます。

image

6. ビューのレコードに基づきグラフが表示されます。

image

7. グラフは、下部にあるレコードリストに基づいたピポットグラフとなっていることが分かります。

image

テンプレートの作成

続いて Excel テンプレートを作成してみましょう。
今回は営業案件の Excel テンプレートを作成します。

1. Dynamics CRM にログインします。

2. 営業 | 営業案件を選択します。

3. Excel テンプレートの作成をクリックします。

image

4. エンティティとビューを選択します。

image

5. ファイルのダウンロードをクリックします。

image

6. ダウンロードしたファイルを開きます。

7. 編集を有効にします。

image

8. レコードをもとにピポットグラフを作成します。

image

8. ファイルが開いた際に更新されるよう、グラフのオプションを設定します。

image

image

9. 保存します。

10. Dynamics CRM の画面に戻り、設定 | テンプレート | ドキュメントテンプレートを選択します。

image

image

10. テンプレートのアップロードを選択します。

image

11. ファイルを指定してアップロードします。

image

12. アクティブ化された状態でアップロードされます。

image

動作確認

1. ブラウザを起動し、Dynamics CRM にログインします。

2. 営業 | 営業案件 から選択します。

3. Excel テンプレートに作成したテンプレートが表示されていることが分かります。

image

4. 別のビューを選択します。

image

5. ビューのレコードをもとに分析されていることが分かります。

image

個人テンプレートの作成

続いて個人テンプレートを作成してみましょう。
先ほど作成したファイルを個人テンプレートとして作成します。

1. Excel テンプレートを選択し、テンプレートの作成を選択します。

image

2. アップロードを選択します。

image

3. 参照からファイルを指定し、アップロードします。

image

4.  個人のテンプレートとして登録されたことが分かります。

image

5. Excel テンプレートを選択すると個人テンプレートとして作成されたことが分かります。

image

個人テンプレートの共有

個人テンプレートは別のユーザーまたはチームへ共有することができます。

1. 高度な検索をクリックします。

image

2. 個人テンプレートを選択します。

image

3. 検索します。

image

4. テンプレートを選択し、共有をクリックします。

image

5. ユーザーまたはチームを追加し共有することができます。

image

制限事項

- iOS ではピポットデータの更新はサポートされません

まとめ

次回は、Word テンプレートを利用してデータを分析する手順を紹介します。

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Dynamics CRM 2016 新機能: ドキュメントの作成: Word テンプレート

$
0
0

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、Dynamics CRM 2016 の新機能からドキュメントの作成について紹介します。

Dynamics CRM 2016 新機能: ドキュメントの作成: Excel テンプレート

Word テンプレート

前回紹介した Excel テンプレートと同様、Word テンプレートを活用することができます。
既定で 4 つの Word テンプレートが準備されています。

- 営業案件の概要
営業案件エンティティ向けのテンプレートです。

- キャンペーン概要
キャンペーンエンティティ向けのテンプレートです。

- サポート案件の概要
サポート案件エンティティ向けのテンプレートです。

- 請求書
請求書エンティティ向けのテンプレートです。

- 取引先企業の説明
取引先企業エンティティ向けのテンプレートです。

Word テンプレートの利用

早速既定のシステムテンプレートを利用してデータを出力してみましょう。

1. Dynamics CRM にログインします。

2. 営業 | 取引先企業を選択します。

image

3. レコードを選択し、Word テンプレートを選択します。

image

4. Word テンプレートを選択します。

image

5. ダウンロードしたファイルを開きます。

image

6. 取引先企業の情報が入力された状態でドキュメントが作成されてます。
イメージや、取引先企業の担当者といった関連情報も取得できています。

image

Word テンプレートの作成

早速テンプレートを作成してみましょう。

1. Dynamics CRM にログインします。

2. 営業 | 取引先企業を選択します。

image

3. レコードを選択し、Word テンプレートからテンプレートの作成をクリックします。

image

4. エンティティの選択をクリックします。

image

5. 取引先企業の関連が表示されます。

image

6. 今回は取引先企業の担当者の名前を表示したいため、1:N の取引先担当者を選択します。

image

7. テンプレートをダウンロードし、テンプレートを開きます。

8. 編集を有効にします。

image

9. テンプレートを作成します。

image

10. データを挿入します。ナビゲーションエリアを右クリックして、ユーザー設定を開きます。

image

11. 開発タブを表示します。

image

12. 開発タブの XML マッピングタブをクリックします。

image

13. Document Template の URL を選択します。

image

14. 会社名を挿入します。挿入の際に形式を指定します。

image

image

15. 続いて担当者の名前を挿入します。プライマリコンタクトを展開し、fullname を挿入します。

image

image

16. 保存します。

image

17. Dynamics CRM の画面に戻り、設定 | テンプレート | ドキュメントテンプレートを選択します。

image

image

18. テンプレートのアップロードを選択します。

image

19. ファイルを指定してアップロードします。

image

20. アクティブ化された状態でアップロードされます。

image

動作確認

1. ブラウザを起動し、Dynamics CRM にログインします。

2. 営業 | 取引先企業 を選択します。

3. 特定のレコードを選択し、テンプレートを実行します。

image

4. 企業名、担当者名が挿入された状態でドキュメントが作成されたことが分かります。

image

個人テンプレートの作成

続いて個人テンプレートを作成してみましょう。
先ほど作成したファイルを個人テンプレートとして作成します。

1. Word テンプレートを選択し、テンプレートの作成を選択します。

image

2. アップロードを選択します。

image

3. 参照からファイルを指定し、アップロードします。

image

4.  個人のテンプレートとして登録されたことが分かります。

image

5. Excel テンプレートを選択すると個人テンプレートとして作成されたことが分かります。

image

個人テンプレートの共有

個人テンプレートは別のユーザーまたはチームへ共有することができます。

1. 高度な検索をクリックします。

image

2. 個人テンプレートを選択します。

image

3. 検索します。

image

4. テンプレートを選択し、共有をクリックします。

image

5. ユーザーまたはチームを追加し共有することができます。

image

まとめ

今回のドキュメントの作成により、テンプレートからドキュメントが作成されるまでの操作ステップが
ほぼワンクリックで実現できるため、より実用性が高い機能だと感じています。是非、ご活用ください!

- プレミアフィールドエンジニアリング 河野 高也

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります

Viewing all 589 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>